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私にとっての「物語」
こんばんは!本日も一筆書かせていただきます。緑茶です。
映画『ロマ金』を宣伝するにあたって、ほとんど映画を観ることが困難な状況ですが、私と佐伯氏の映画の好みはとても似ています。
今回は共同監督の佐伯氏の話をちょこっとだけしたいと思います。
初めて出会ったのは10年前、映画の顔合わせでの飲み会でした。
すでにアルコールを染み渡せてきた彼の第一印象はひどいアル中だなぁ。と思ったのですが、だんだんお酒が抜けてきた中盤(普通はだんだんお酒に酔うのですが)いきなり「俺はモモの実写版を撮る!」と言い出しました。
そこでミヒャエル・エンデ好きの私は「名作だから、そんなのは困る。」と言いました。二人とも「モモ」が大好きで実家と東京住まいに1冊ずつ持っていたのです。小1時間ほど「モモ」について語りました。
まさか10年後、「エンデの遺言」をヒントに一つ合作で映画を作っているとはその時は露知らず。作るまでにも相当な時間を要しましたが、この『ロマ金』を通じて一番私自身が変化しました。根本的な部分は変化してはいませんが、仕事やお金についてどっぷりと考え抜いて、新たなお金や仲間たちと出会ったことで物事を判断する力や観察する力がとても変化したんです。
東京に13年住み修行した俳優時代は途中でなぜか監督にも挑戦し、お金と自分との関係が掴めず空回りしていた時間も長かった。作品を作ることとテーマ性、俳優の仕事などに悩みに悩んで、自分には何もないと絶望を感じた時もよくありました。
地元京都に戻って3年経ちますが、心にゆとりができたおかげで映画制作に取り掛かることができました。
私がいつ、どんな時も救われたのは「物語」であり、誰かの創造物によって自分の「想像する力」を培ってきたのだと感じます。
その映画を作ろうとする力も、こうやって文章を作ろうとする力も、根源は数々の名作の力です。そして佐伯氏と巡りあわせてくれたのも一つの「物語」
もう少し「人類」と「物語」について掘り下げてみるのも楽しいかもしれません。
ロマンチック金銭感覚は9月20日、24日、26日の3日間、20:30~
テアトル梅田にてレイトショー!!前売り券、1000円も劇場でお求めいただけます。
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引き続き頑張ります!りょくまゆ
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