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ロマンチック金銭感覚の撮影について

お願いしたのはみんな友達

今回はロマ金の撮影者とその方法についてお話しします。
まず、今回は取材と同時に映画を作り始めたため、昨年の3月ごろから監督の私たち、佐伯龍蔵くんと緑茶麻悠で事あるごとにカメラを回し始めました。
1年半以上、どこに行くのにもカメラを持っていました。メインで撮影したカメラはBlackmagic Pocket Cinema Camera。少し重いけど、しっかりとした安定感!いろいろな場所に行き、地域通貨に詳しい人たちや風景を撮りためていき、いよいよ構成が決まってきたところに脚本を書き、昨年の9月にフィクションパートとしてカメラマンに撮影をお願いし始めました。

カメラマンは地域やシーンなどでそれぞれ担当が分かれていて、特徴的なのは映像作家と写真家の方々にお願いしたことです。
今回はその中で特にメインで撮っていただいた4名を軸に紹介いたします。

初めにフィクションパートを撮影したのはちょうど夏で、映画に出てくるフィクションの私たちをまずは写真家の加藤アラタさんにお願いしました。

カメラマン1 加藤アラタさん

この映画の鍵となるメインビジュアルを撮影していただいています!
普段は数々のアーティストや風景写真、雑誌やメディア、音楽のジャケットなど撮影されています。

この一枚を選ぶのにものすごく悩みました。
「得体の知れない何か」

アラタさん撮影作品

アラタさんとは私が昔働いていた居酒屋マルショウアリクで飲み友達でした。ある時から私たちの作品をお手伝いしてくださることになり、今回もお誘いしました。今回のキャラクターでもある「得体の知れない何か」や印象的なカットを写真家の視点で素敵に切り取ってくださいました。
緑茶の宣材写真やポートレートも撮ってくださっています。

ありがとうございます!

カメラマン2 栗原徹くん

次は映画の中の冬に撮影した現実寄りの私たちを映像作家兼グラフィックデザイナーの栗原徹くんにお願いしました。時々ファンタジックなシーンや夢の中のシーンも撮っていただきましたがとても素敵な画にしてくれました。
彼はご近所友達でもあり自身で畑なども行い、自分達の食べるものを自分達で作り、クリエイティブなお仕事もたくさんされています。
フィルミネーション賞を取ったことをお知らせすると、自分の畑で取れたばかりの菊芋をくれました。
開墾も慣れていて仲間たちを集めてHATAKEJUNKIEというチームも組んでいます。

グレーディングをお願いしたJuan Pablo Mayolと畑

遊びながら仲間と作物を作って、そして食べる!なんて最高なんでしょう!彼の作品は多岐にわたっています。

徹くん撮影作品

いつも会うと多彩すぎて驚いてしまいます。
畑も映画も映像もドラマも全部クリエィティブなこと。それらを分けることなく生きる力がどんどん身についていてとても逞しい頼もしい存在です。

Drone aerial photographer Juan Pablo Mayol

徹くんの相方ともいう存在Juan Pablo Mayolはドローンの名手!今回のドローンの映像もJuanにお願いしています。そして映画の色を決めてもらう重要な役どころ、カラリストとしてお願いしました。

カメラマン3 西岡空良くん

田辺・弁慶映画祭にて

空良くんとは昨年の5月にてこの映画の取材地の一つ、藤野で出会いました。この映画の中心となる人物、傍嶋飛龍さん(廃材エコヴィレッジゆるゆる村長)に密着していた時、あるイベントで『うろのひびき』さんという劇団がお芝居されているのをある青年がものすごい良いポジションで風のように撮っている姿を見て、「プロのカメラマンがいる?こんな場所にどうして?」と思ったのが第一印象です。いつの間にか話す機会があって、今までの作品の話やこれから撮りたい話をした時に空良くんが「いつでも呼んでください。どこにでも行きます!」といった言葉が忘れられず、昨年の10月映画のまた中心人物となる大事な人たち、新井和宏さん、武井浩三さん(非営利株式会社 eumo)の取材のため北海道のニセコで撮影する際に、パッと空良くんが思い浮かびました。たった1度しか会ったことがないのにオファーをするのはとても珍しいのですが、これはご縁だと思います。会ってすぐのお仕事の依頼なのに打ち合わせもなく、いきなり札幌集合だったのですがとてもスムーズに合流し信頼できる時間を過ごしました。かなりのフットワークの軽さと好奇心と美しい画作り、だいぶ頼もしかったです。

空良くん撮影作品

いろいろな手法で本当に楽しく撮影されている雰囲気が伝わってきます。実際私たちの作品もそのように撮影してくれました。
田辺・弁慶映画祭でも一緒で、素晴らしい3日間を過ごしました。

カメラマン4 高木陽春くん


高木くんは東京からの友人で、東京在住時はご近所友達でもありました。普段は写真家をしていますが、ストリートでの写真は京都の巨匠、写真家の甲斐扶佐義さんを彷彿させます。そんな東京の街を高木くんの目で切り取れたらとても面白いだろうなと、東京編は高木くんにお願いしました。渋谷や銀座、六本木などの大都会から少し外れた東京の空き地や風景などを撮影してくれています。

高木くんの作品

いつもカメラを持ち歩き、気がつけばたくさん日常から撮ってくれていて、きっと膨大な数の写真の名作があることでしょう。
彼は力持ちで体力もあるので、映画の撮影時も重いカメラを持ちながら都会という都会を駆け抜けて撮影してくれたことはずっと忘れません。

このようにそれぞれに個性や実力が素晴らしく、この映画の大切なパートをしっかりと形作ってくださいました。

高木くんが撮影した佐伯龍蔵くん

他にも撮影協力してくれたカメラマンはまだ数名いるのですが、今回はこの方達の紹介を。
兎にも角にも、撮影を手伝ってくれた皆、本当にありがとうございました!

2023年上映スケジュール
京都 出町座 
https://demachiza.com/
12月8日(金)〜14日(木)

東京 新宿ケイズシネマ (東京ドキュメンタリー映画祭2023)
https://tdff-neoneo.com/
12月15日(金)12:15
12月16日(土)10:00

富山 ほとり座 
https://hotori.jp/15295
12月16日(土)〜29日(金)

先行公開!!

緑茶麻悠







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