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インク沼にハマりそう

 こんにちは。「まー」こと「須賀マサキ」です。

 数年前から安い万年筆を愛用するようになり、梅田の阪急百貨店でスヌーピー展に行ったときに、kakunoという手頃な万年筆を買いました。

 同じ日に東急ハンズでコンバータというものを知り、それを使えば好きなメーカーの好きなインクが使えるというので、早速購入。
 そのときに買ったのは、セーラーの四季織というシリーズの雪明といういろです。水色系の透明感のあるインクで、手帳に記入するときはこれを中心に使っていたので、一年ほどでなくなりました。

万年筆と手帳

 次の年に似たような色でNakabayashiのTACCIA「すなおいろ」というブランドの昊(そら)という色を買いました。こちらの方が値段も安かったので、雪明の代わりにするつもりでした。

 確かに似てはいますが、昊の方が若干色が暗い。でも気にせず使っています。

 今年の夏、たまたま自衛隊大阪大規模接種センターでワクチン接種をしたので、その帰りに東急ハンズでインクを買おうと寄ったところ、「すなおいろ」の「昊」が置いてなくて、追加購入は諦めました。
 その代わりに、買っただけでインクを入れていないkakunoがあったので、それ用にインクを探したところ、セーラーの「インク工房」というブランドの843番が目につき購入しました。ブルーブラックに近い色です。

 そのあとは体調不良も重なって、梅田や四条河原町まで行くことが叶いません。
 代わりに通販でインクを買うことを思い立ちました。

 残念ながらアマゾンでは欲しい色が置いてなく、代わりにヨドバシカメラに「すなおいろ」の「昊」がありました。
 お気に入りに入れておいたので、これからはここで買おうと思います。

筆記体と万年筆

 メーカーの直売はないかと探していたところ、セーラーのインク工房は受注生産で、注文したのちに職人さんが色を合成するため、納品まで一ヶ月ほどかかると書かれていました。
 これでは欲しいときに使えないので、今使っている色がなくなったら、万年筆とコンバータを洗浄し、別のメーカーのインクを入れようと思っています。

 ポピュラーな色は、格安万年筆のpreppyで済ませることができますが、せっかくコンバータを使って好きなインクを使えるとなったら、少しは系統の違う個性的なものを使いたいという気持ちになってきました。

 調べていると、本当に海外も含めて多くのメーカーがインクを販売していることを知りました。
 こうなってくると、いろいろ試したくなってきます。
 加えてお手頃万年筆だけではなく、少しは値段の高いものを使うのもいいかな、なんてことまで考えたところで、ハッと目が覚めました。

 まずい。
 このままではインク沼にはまり込んでしまう。

万年筆と葉書

 昔から万年筆は好きで、お小遣いで買えるような安いものを何本か買い、そういうのをたくさん使ってきました。
 でも所詮は10代の子供だし、その時代の田舎ではインク沼にハマるような店もそうそうありません。
 仮にあったとしても、お小遣いでは買えないので、沼にハマらないまま成長していたと思います。

 それがこの歳になって、インクの種類を知り、個性的な色がたくさん手に入るという事実に気づいたのがやばかった。
 今ならまだ引き返せると思い、意識して距離をとっています。

 そしてハマりそうになったら「そんなにいろいろ持っていたところで、手紙を書くような時代でもないし、万年筆の出番はあまりないんだよ」と自分に言い聞かせています。

 だから、これを読んでも誘惑しないでくださいねσ(^_^;)

インク瓶

 ※写真は、フリー画像素材を提供してくださっているアプリpixabayさんからお借りしました。

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須賀マサキ
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