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クリスマスは雨の日がいい

 こんにちは。「まー」こと「須賀マサキ」です。

 普通なら「クリスマスは雪の舞う日がいい」と来るとこですが、わたしに限っては「雨の日」です。

 理由は単純。
 アメリカのノースウエストで暮らしていた時期があったのですが、そこは冬場はレイニーシーズン。日本でいう梅雨のような天候になります。
 緯度は北海道とそんなに変わりませんが、暖流のおかげで雪ではなく雨がずっと降るのです。

 そこで過ごした3年ほどでクリスマスを経験したおかげで、クリスマス=雨の日のイメージがつきました。

雨の日のクリスマス

 日本で生活しているのに、どうしてたった3年のクリスマスの方が印象強いのか、と思われるでしょう。

 それは、日本ではクリスマス休暇がないのに対し、アメリカではクリスマスは休日になるくらい、大きな行事だからです。
 加えて、わたしの住んでいた地域では飾り付けが当たり前で、随分と早い季節からクリスマスの飾りを始める家が多く、かつ多くの家が参加します。
 ですから、ショッピングセンターだけではなく、住宅街もクリスマス一色になってきます。

 日本のCOSTCOでは夏の終わりからクリスマスグッズを販売して驚きますが、アメリカではそれが普通でした。
 手芸店では、完成させるまでの期間を考えて、やはり夏になるとクリスマスの材料が売られ始めます。

クリスマスのイルミネーション

 こういう言い方が正しいか分かりませんが、一年を通して、クリスマスに向けて頑張っている人たちが一定数いるのは間違いありません。

 そして日本と違い、ホリディシーズンは一月一日で終わりを告げます。
 つまり十二月二十六日以降もクリスマスの余韻がしばらく続くわけです。

 日本にいたら、行事の一つに過ぎないクリスマスですが、アメリカでは一大イベント。そんなところでクリスマスを体験すると、帰国してからもずっとその記憶が刻みつけられてしまいます。

 そういうわけで、わたしにとってのクリスマスは在米中の大きな行事であり、印象深いものとして心に残っています。
 記憶というのは不思議なもので、一つのイベントには当時の空気感や天候、音楽や料理など、いろいろなものが付随しています。

クリスマスの家

 だからこそ、冬の雨の日に、クリスマスソングが聴きたくなるのでしょう。

 もし雪の降る都市に住んでいたら。ハワイのような常夏で経験したら……。クリスマスはまた違った風景となって記憶されされたかもしれません。

 冬の雨を眺めながら、ふとそんなことを考えた一日でした。

窓越しの雨の日

 ※写真は、フリー画像素材を提供してくださっているアプリpixabayさんからお借りしました。

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須賀マサキ
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