【スキの最大公約数を見つけたい】第3回 花
衝動的に、花を見たくなる時がある。
一番最初にその衝動に駆られたのは、高校3年生のテスト期間中。最近で言うと、仕事が立て込んでいた3月ごろ。心と身体の限界が近づいてきたときなのかな…。
必ずしも見たい=買いたいという欲求でもない。「花を見る」ということができれば、たいていはそれでよかったりもする。
花は、生命。なんだかエネルギーを貰える気がする。だから、そのエネルギーの象徴とかが知りたくて、花言葉とかも調べてしまう。そしてまたその花が好きになったりする。
とは言っても、全ての花を等しく平等に好きなわけではない。私も人間だ。
可愛いけど、私のタイプじゃないんだよね
私の好きな花は、文字通り「華」のある花だ。「私、花です!!!」って大きい声で主張してるやつが好き。そんでもって、いっぱい集まってやっと一つの花になるやつじゃなくて、それ一輪でも十分見ごたえがあるやつ。
このあたりは、完全に好みと性格によるものなので、真逆の人ももちろんいると思う。私もかすみ草は綺麗だなとは思うが、別に好きではない。
花の儚さが好きという人が、あなたの周りにもいると思う。特に、桜が好きだという人はそうなのではないだろうか。
私は、その感性をまじで持っていない。散り際が美しいのは、確かに素晴らしい。そこに郷愁?哀愁?そういったウェットな美意識、、わびさび、なのかな。まあ理解はできる。しかし、花は命だ。散り際は、ピークではない。咲いているところがピークに決まっている。私の中では、そうだ。
だから、桜で言えば。「咲いてるぜ!!!!!」感の強い八重桜がお気にいりだ。花言葉は「豊かな教養・しとやか」。咲いている様子が、図々しいほどに自信に満ちていて、そこに存在にしている感じが最高。愛嬌のある賢いかわいい子ってイメージ。
その点染井吉野はね、なんか、美人の未亡人って感じ。わかります…?
染井吉野の花言葉は「純潔・優れた美人」だそうです。あ~~~~なんかわかるな。手出しにくいんだよね、染井吉野さん。別嬪さんなんだけど、どこか影があるような…。
ずっとこいつ何言ってんだ?????と思った方も多いでしょう。
私にもわからない。
タイプの花
先日、お花を貰う機会があった。プレゼントして頂いたのだけど、事前に希望を聞かれた。「赤福ちゃん、お花どんなのがいい?」
その時にもらったお花がこちら↓
めちゃよくないですか???最高じゃないですか?????
そう、私こういうのが好きなのよ。持つと私が花に負けそうになるくらい、花が自信持ってる花。
負けないけども。負けてたまるか。いあ負けたことなんかねえ。(自信が大事、何事も。そう、あなたは美しい。)
色にはそこまでこだわりはない…といえばウソになる。買うとなれば、家のインテリアや季節感に合わせたいのだが、「花」という括りで考えれば、断然白が好きだ。次点で赤。八重桜は、白とうすピンクのが好き。
黄色やオレンジは、元気がでるのでいいんだけど、貰うのであれば私っぽくはないなと思う。平和すぎる、可愛すぎる。あの色の花は、何輪かまとまって初めて主張をしてくれる。ような気がする。
もうこれ色のイメージの話だな…。
花「結局わたしのどこが好きなの?」
なんの話をしているのかわからなくなってきたけれど、聴かれたことには答えないといけないな。
結局、花を自分に重ねようとしているのかもしれない。理想の自分、憧れている姿を花に見出そうとしている。
だから、自分の力だけでどうにもならなくなった時に、花はエネルギーをくれる。そんな気がする。
花、すごいなあ。
花、好きだなぁ。
ありがとう、花…。
ただ、かすみ草、お前だけはまじでタイプじゃないので、認めてくれる人のところへ早くいってください。ああ、金木犀も。
↓私の超絶推し八重桜。この桜、色味が絶妙でめちゃめちゃ好き。皇居内堀周り、平川門から少し丸の内川に行ったところにあります。