一瞬の命と永遠
恋愛のことを考えていて、ふと思うことがある。
この好意は、ずっとは続かないかもしれない。
ある時、ふとした瞬間に冷めるかもしれないもの。
だけど、この相手を想っている一瞬を、もし切り取れたとしたら、
それは永遠なのではないか。
写真と同じことだと思う。
写真は、その時、一瞬を切り出す行為。
何年経っても見返せて、その一瞬が、その写真があり続ける限り、永遠となる。
相手を想う思いも、永遠だと感じずにはいられない。
例え、今想っている人ではない人のことを、次に想うようになったとしても、
私が生きている限り、この今この時に想っている人を想った瞬間、感覚、時間が永遠なのだ。
例え、結ばれなかったとしても、それは永遠。
アニメ「るろうに剣心」のキャラクターソング2に入っている、
マリアちゃんが左之助を想っている歌があって、
「例え結ばれないと知る日が来てもそれは永遠」
という歌詞があった。
小学生の頃に聞いていた頃は、
何のことを指すのかさっぱりぷーだった。
ふとその歌詞を思い出して、
あーこのことか。
と、やっと思い至り、腑に落ちた。
宇宙にある星ですら、長いかと思われる寿命があるが、その命も限られている。
この人間の一瞬の命の中に、永遠が隠れている。
たくさんの想いや、結ばれなかった縁の永遠が隠れている。
そう思うと、結ばれないのも神秘的に思えてくる。