欲から志へ
志をもつ
人生で一つだけ心がけてほしいことは、志をもつこと
前向きの大きな目的のこと
積極的で本当に納得ができて、自分が目指すことができ、世の中にも好ましい内容
志がない
無志=虫
人間に生まれた値打がない
吉田松陰
正しい意志をもって物事に臨むことができる
人生は欲とか恐怖心で生きるのではなく
同じ生きるなら、志をまっとうする人生でありたいと望むのは大事
「欲」と「志」の源の違い
「欲」
限度や最適を知る基準がなく、暴走すると歯止めがきかない
「志」
満たされると喜びが伴うのは、動物的・生理的欲求と同じ
しかし、出どころも性質も違う
原動力や意志の類
あきらかに味わいが違う
志は世の中のためになるように自分を動かす
志の一つの特徴は社会貢献的ということ
世の中にとっての価値と矛盾しない
本当の自分「真我」が求めている方向性みたいなもの
欲の人生にするか、志の人生にするのかでたった一度の人生の質が違う
欲の努力には限界があり、本当の志の努力は無際限に近い心のエネルギーが湧く
志の人はギラギラでなくイキイキしている
努力を積み重ねるし、周りの迷惑も少ない
その分有効に成果を上げることができる
志は大きくなるほどその人の活躍につながり、心底元気な人間にしてくれる
志をもつ意義3つ
①精神的に強くなる
志を持つと人はとたんに強くなる
精神的に弱々しい状態ではなくなる
苦労が苦労にならない
活力、勇気、生き甲斐が湧いてくる
②迷いがなくなる
人間を直くする
志をもつと高いところから物事を見られるようになる
どちらを選択してどちらに行くのがよいか明確になる
公明正大な人間になる
したいこととすべきことが一致している
たまに間違っても「こうすべきだった、いけなかった」がなくなってくる
③人を大きくする
幅広い必要なことに苦もなく取り組めるようになる
何をやらせても必要性があると納得すれば意欲的に困難を克服してやり遂げる
自分の命より大切な目標を発見する
欲と異なる志の特徴
命よりも大切な目標の発見がありうること
やり遂げるためになおさら自分の命が大切になる
胸を張って大切にできる大切さ
命を大切にする頑張りと、命より大事なものを全うするエネルギー
自分の生まれつき備わった役割、個性に訴えかけてくる天命を発見
血湧き肉躍るよろこびが実感できる
人々があまり目をつけない、誰もが魅力的だと目指すところとは違いがち
自分の環境、積み重ね、心ならずも入り込んでしまった場所の周辺
生涯の役割として自分に備わったものであれば
はじめはちょっと格好悪くとも最後に幸せになれる
出典:「心の自立」著者:大和信春 出版: 明元舎 はる研究院