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盲疑・盲信から素直へ



人の言いなりになることが素直ではない

よくありがちな間違った内拠
ひねくれに心地よさを感じる
内拠のしわざではないか気づいてほしい
ひねくれの反対は素直

誤解その1:素直とは言いなりになること
この誤解から、
「人の道具になるんじゃないか」
「素直に時と場合があるのでは」となる

素直になるのは態度を変えるだけではできない

誤解その2:素直とは態度であると思っていること
本当に素直になるのは自分の選択で、態度を変えるだけではできない

素直とは

他者から発せられたAという情報に接したとき、自分の頭の中にAと再現される状態
逆に、Aが届いたのに、A'という情報がつかまれているときは素直さが足りない
ひどいときは、頭の中にBと記録される場合もある

AならA、A’ならA’情報をもとのままの姿でインプットする能力
情報の加工は別のこととなる
聞いた次点で言われたままに聞くことが出来て初めて、元の情報を使って考えられる
人の言いなりになること、人の言うことを鵜呑みにして信用することではない

素直になると騙されやすいか

むしろ素直でない方が騙されやすい
情報処理がうまくいかないため
なんでも疑いがちで、見方、聞き方に特定の偏りが伴う
まっとうな判断が出来ない部分を利用され、スキをつかれる

ex)詐欺
素直だからひっかかるのでなく、欲を利用されている
自分の頭をきちんと使っていない
はじめから否定的に聞くのは素直じゃない
疑えばだまされないという思い込み

素直な人の方が騙されにくいのは、なぜか

素直な人は人の話だけでなく、物事の事象も真っすぐに受け止める
ゆえに、対象の事柄の動きに敏感になる
すると、状況判断がするどくなる
この気配はそろそろこういうことをした方がいいという

素直な人には相対的に多くの人が情報をもってきてくれたり、忠告をくれる
素直でない人はまともに受け止めないから、他者が言いたくなくなるため
ますます騙されにくくなる

素直な人の人生は収穫が多い

「本当はやってみて始めて分かる」ことは素直な人はやる
当初できなくても実際にやって身に付けることが可能なので相対的に収穫が多い
素直でない人は、知恵や技術が身につかないことがある

素直さは努力で培われる能力

①情報の入力と加工を区別すること
結論は別と予感しても、受信は忠実に行う
加工して、反対や賛成するのは別のプロセス

②情報を歪めない注意
都合のいいことを協調して、都合の悪いことを伏せてがないようにする
白とも黒ともはっきりしてないものははっきりしてないまま

③自分特有のこだわりとか、思惑で情報を歪めないこと
特に都合が悪いことは情報は歪みやすくなる

「盲信」も「盲疑」も判断を狂わす

同じ穴のムジナ、事実を事実としない
どちらも正しい情報から遠ざかる態度
情報が正しくないと、その後の考え・行動が狂い、人生が狂う

本当の素直さを持つ

素直さは態度ではなく能力
態度で即時には変更できない、努力をもって変更可能な能力



出典:「心の自立」著者:大和信春 出版: 明元舎 はる研究院

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