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願望から意志へ 全人的決意


「願望」と「意志」

「願望」
意識としては望んでいるが、心に達成の備えがない望み
「意志」
心のエネルギーの伴う望み

本望といえる目標には、欲で頑張るのにまさるエネルギーがある
欲で頑張るには限界がある
特に将来楽の頑張りは、大変な限界がある
大切なこと
「ああ、自分はこれがやれたら本望だ」という圧倒的納得のいく目標出会い
強く求めてとことん探って見つける

願望と意志を区別する
計画を立てたときの意識状態を観測し、結果を見る
段々判断がついてくる
ある可能な目標に対して意志というものをもてれば、ほぼ達成したと同じ

願望の代表的タイプ

1.夢想的願望

意識としては望んでいるが、実際には少しも本当に目指してない状態
見かけ上、具体策や計画があっても
推進する態勢がとられていなければ意志として確立されていない

2.求待的願望

周囲あるいは他人が与えてくれることを要求して待っているだけ
自らそれを目指して行動しようとはしていない
ex) 「自分は何々を目指しているのだが、誰か悪い人や愚かな人のせいでうまくいかない」
「自分にはどうしようもない」と言い張るケース

3.話材的願望

話の種として自分の願望を利用するもの
会話が続いてほしいのが実際の動機
当人は目指して協力や知恵を求めているかのように意識
自分で自分を騙している状態
したいができない、こうしたいが難しいと、自分に関する話題を続けたい
よって、相談に乗って知恵を貸しても、親身に考えても進展がない
本人だけでなく、付き合う人の時間まで無駄にしてしまう害がある

4.自己誤認的願望

自認の自己と実態の自己とのズレが大きく、本当は自認ほど勤勉でも忍耐力も適応性もない場合
当人はやれるしやろうと思っているが、実体自己に対する困難度が自覚できてない
覚悟がたりない
見かけ上の障害や要因は多様でも、意志薄弱による挫折と同じ形

「全人的決意」で我が道をいく

からだの中でも頭でも、ありとあらゆる要素が一方を向いている
揺るがし難い態勢ができている
「もうはっきり分かっている、しかりやらねばならない」という気持ち

頭での納得が意志として固まるまでに時間がかかる場合がある
ex) 第二電電
100日間ずーっと考えて実施

純粋で万全な意志となっているかどうか、見極めることが大切なのです
この見極めの大切さに気づくだけでも、事を成し遂げる大きなきっかけになる

「全人的決意」状態は、頑固一徹のような融通のきかないものとは少し違う
転換が必要なら、今度は転換後の方向に「全人的決意」を整えられる能力
全人的決意の能力に欠ける人は、転換に際しても中途半端で、ぐずぐずして一事を成し遂げられない


出典:「心の自立」著者:大和信春 出版: 明元舎 はる研究院

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