
オワリはじまり
2020年8月より参加したPOOLO2期。
次世代のグローバルリーダーを育てる大人の学校―
そんな言葉に惹かれて、応募を決意したのがちょうど1年前ほど。
卒業、はやすぎるね。1年の振り返りと今だから言えることを。
1. きっかけにしたかったPOOLO
書くと重くなってしまうよな…と思い、今まであまりにいえなかったこと。
でもよくよく考えると、伝えられなかったからこそ私は壁を作ってしまっていたのでは?と、今になって思わなくもないのです。
3年前に母親を病気で突然亡くしました。
実家に住んでいた私は、父と老犬と、新たに同居することになった母方の祖母ーこの家での新たな関係をなんとか保つのに必死でした。
悲しすぎて同じ仕事を続けていると慣れている分悲しみにひたってしまう時間ができちゃうので、新卒で入社した会社から現職へ転職した(まぁ転職活動は元々していたのですが)
それまで本当に自由奔放に遊びに出掛けまくっていたのですが、遊びにもほぼ行かなくなった。
でも強制されるではなく、私が"したい"から"そうした"。
家族と一緒にいることが何より私のしたいことだったから。
そして1年半前、老犬が旅立ちました。
しばらくしてから、「俺に構わず自分のこともっとやっていいんだぞ」と言ってくれた父。
でも何をするの?家族と過ごすことが私のやりたいことでもあるんだよ?
―それ以外に自分のやりたいことなんて、分からなかった。
突然与えられた自由をこのコロナ禍でどう扱えばいいのかわからず、今思えばとても貴重な完全ステイホーム期間中も、はっきり言って持て余してしまっていた。
そんな矢先に見かけたPOOLOの広告。
これがきっかけで、何か新しいことが見つかりそう!それって私のやりたいことかも??そんな直感。
今思えば応募書類も結構気合いれて書いた。今読み返すと笑っちゃうくらい。絶対受かると思っていたし笑、でも合格通知がきたときは超絶嬉しかった!
2. POOLOと過ごした1年
まとめてしまうと下記。
年明けからは本当に仕事尽くしになってしまい、それまでほぼ皆勤だった講義にも欠席しがちになってしまったことが悔やまれる…
POOLOと過ごした1年は私にとって、自己理解を深める1年だった。
きっとそれは、講義の内容であったり他メンバーとの交流であったりSlack上のチームでの活動であったり…すべてが「私次第」であり、「じゃあ私はどうするの?」の思考にかえってくるからだと思う。
仕事や家庭とは違うコミュニティでは、自分の意志ではいることを選択したからこそ、楽しくすることも学ぶことも活かすことも全部「私」がしないとはじまらない。
だからこの一年の振り返りというのは、自分がPOOLOへ求めているものとそれを得るためにどう向き合いましたか?ということを考える場なのかなとか。
私は正直POOLOにめっちゃコミットしました!という人でもないし、私のことを知らない人の方が多いと思うけれども、ある程度の満足感をもってPOOLO卒業制作を迎えられているということは、POOLOを通して一年間「私」と向き合って、少しずつ何かを積み上げられることができたからではないかなあと思っています。(そろそろ何書いているのか分からなくなってきた)
3. POOLOが私に与えてくれたもの
1年を通して得れた気付きは大きく3つ。
・自己理解の旅は終わらない
・居心地のいい関わり方でいいんだ
・矢印を自分に向けられている実感
▶ 自己理解の旅は終わらない
POOLOを振り返る上で欠かせないのは四角さんの講義。
たくさん受けたPOOLOの講義の中でも一番、私に影響を与えた講義。
あなたは心の声に耳を傾けていますか?
―TABILABO 2014/3/3 より―
事前資料の題名(引用記事)を読んだ時点で、これは私のための講義だと思ったくらい。
心の中から湧き上がっていく思いというか衝動というか、久しく感じていないなって思った。前はあったけど、忘れてしまっている、感じないようにしてしまっているそんな感覚を覚えた。
この講義以降、もっと自分と対話したい!私の中の私を大事にしよう!と思うようになった(小さな人の誕生)
そして年末、コーチングを学んでいる皆様のプレ体験を何回かさせていただく経験があった。
ここらへんの話は前Noteにも書かせていただきましたが(その節はありがとうございました)、自分を大切にするためにはもっと自分自身を知らないといけない。何が好きだとか何が欲求なのかとか。それらをきちんと知って大事にしていくことが、結果自分を大切にするに繋がるんだと気付けた。
30代になったから自分のことちゃんと分かるでしょ?
なんてことは全く無い。
プラスして、目まぐるしく変わる世界の状況と自分の環境に常に合わせる形で、自分に対する理解もアップデートしなきゃなんですよね。
・自己理解って自分のためにしかならない
・知ることでもっと生きやすくなる
・自己理解は常にアップデートする
前段にも書きましたが、「自分自身」と向き合い続けることは、自分で入ることを選んだコミュニティという組織だからこそ、仕事よりも家庭よりも鍛えることができるのだと思う。
でもそれは、コミュニティに入ってみて初めて分かったんだ。
▶ 居心地のよい関わり方でいいんだ
実は大勢の人で集まる、語る、遊ぶ―というのが昔から苦手なんです。
というのも、そういうときには絶対スポットライトが当たらない人ができてしまうから。そういう人がいないかな?って周りが気になってしょうがなくって…自分もそういう存在になりたくないし、他の人もそうなってほしくない・そういう関わり方でいたくない、って思ってしまうから。
Slackで色々チャンネルが立ち上がって、皆すごい楽しそうに交流してる、
けれどもあそこに入っていくのが怖い…
周りの人ができることができない自分を見たくない…
頑張ってみようとしてはやっぱりめげて、できない自分に凹んで、どんどん置いてかれているのに何もできない私…ずーん、、
こんなこと思ってた、一時期。
思考を転換できたきっかけはコミュマネSHUKAさんとの1on1。
実はこの前日、3年半お付き合いした方とお別れするという精神ズタボロ状態だったんだけれども笑。
何がしたい?何が得意?からはじまり、「頑張れるところで頑張ればいい」というマインドになって1on1を終われたのを覚えている。
(詳しく会話の内容覚えてなくてごめんなさい)
皆と同じ関わり方でなくていい、私は私の居心地のよい形で関わればいい。
そう思えるようになってから気が楽になった。
同じタイミングで動き出した全体イベントチャンネル。
何か投げかけたり意見をまとめたりする事務的な作業は得意な方かもしれない。これなら私も関われるかもしれない!
そう思ってした投稿からチャンネルがいくつか生まれ、それぞれ形になりつつあること、めっちゃくちゃ嬉しいです◎
無理しなくて、自分の居心地の良い形で関わりたい(苦手なことではなく好きなことだけしていたい)
そうしてたら飲み仲間がいつの間にかできた。
グルメを楽しんでくれる仲間もできた。
ありのまま次郎でい続けて、そんな私を受け入れてくれる場所をもっと増やしたい―
次に出会うコミュニティでも、今後の人間関係構築でも、この姿勢で臨んでいきたいなと思う。
▶ 矢印を自分に向けること
新卒で入社した会社でよく言われていました。
「失敗したのに自分の落ち度はないのか?!自分に矢印向けろよ!」
はい、改善点を自分に求めなさいということですね(本当よく言われました)
でもこの文脈では上記ではなくですね、「私」を主語にできているか?ということ。
前段にも書きましたが、自分のやりたいことなんて蓋をしてしまっているからかなんなのか、分からなかったの。正直今も見えてないんだけれども、小さな自分と対話する機会を増やしたり自己理解を深めたり、POOLOで自分のやりたいことを実現させたりするにつれて少しずつ、”私のやりたいことをもっと優先させていいんだ=今の環境を離れていいんだ”って思えるようになってきた。
この3年間、色々な人に「家族優先じゃなくて、もっと自分のやりたいことやったら?」って言われてきたけど、そんなこと微塵とも思えなかった。
家族と過ごすことが私のやりたいこと、であることに変わりはないけれども、それ以外にやりたいことを持っていいんだ、それを優先させていいんだって、ようやく自発的に思えるようになった。
なんやねんそれと思われるかもしれないけど、ちょっとずつ蓋が空き出した。
私にとっては大きな、嬉しい変化。
嬉しいと思えるようになって、嬉しい。
4. これからの話
前章最後の文脈を引き継ぐと、「これをやる!」という大きいものは正直まだ見えてない。付け加えると、社会に何を還元できるの?、も分からない。
自分のことも分からない人間が、社会なんて偉そうに語れなくって(嘘じゃないよ)
小さなことから目の前のことからこつこつと。
直近は下記をやりたいと思っています。
① 勉強する(HSPと栄養に関する何かを)
② 次の4月までに別の舞台をつくる(場所なのか仕事なのか職種なのか)
③ 趣味とそこに通じる人脈をつくる
④ 副業の道を探る(人生を仕事に支配されない、私が仕事を支配する)
振り返るとオフラインで会えた人も限られていたし、やさぐれた時期もあったし悩んだこともあった。けれども、それ以上にプラスに進んだことの方が大きかった。
前に進むためにめっちゃ筋トレしたーそんな1年!
5. さいごに
TABIPPO、特に運営の皆様、コミュマネの皆様、
POOLOという場を作っていただき、素敵な場を運営していただき、本当にありがとうございました。
2期の皆様、一緒に学んでくれて歩んでくれて、ありがとうございました。
Steve Jobsの ”How to live before you die"が好きすぎて、今でも毎月見ているのですが、卒業制作しながら聞いていて、改めて自分に刺さる言葉があったので最後に書きます。
Don’t let the noise of others’ opinions drown out your own inner voice. And most important, have the courage to follow your heart and intuition. They somehow already know what you truly want to become. Everything else is secondary.
いつか振り返ったときに、この1年が次の何かとつながっていますように。
つなげるのは誰だ?―私自身ですよね。
終わりからまた、はじめよう!