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15周年デジタルシングル「キラキラハルカ」「手と手」発売に寄せて〜その4〜

レコーディングという作業が
私はまだ慣れない。

音楽活動を始めてからずっとライブ中心だった。
だからレコーディングスタジオで歌うということが不慣れだし、
音の振動が伝わらない中、ヘッドフォンの音を聴いて歌うというのも慣れないし、
お客さんがいないなか歌うというのも慣れない。

でもいつもレコーディングスケジュールはタイトなので、
何回もテイクを録り直すことはできない、
ピアノも歌も数回で録り終えなければ!
そして今までは実際それで大丈夫だった。

でも、、、
今回は歌録りにとても時間が掛かった。
今年の春、自宅レコーディング用のマイクを買って、
家で練習がてら新曲のデモ録音をしていた。
その頃からなぜか自分の歌のピッチが突然気になり始めた。
あれこれ試しているうちに、
自分の中では革新的!!と大興奮するくらい、
これが良い!という歌い方に出会った。
(まぁ、こういうことは3歩進んで2歩下がるの繰り返し)

でも特に「キラキラハルカ」はデモ録音でも
何十回と歌い直して、それでもなお、
もっと良き場所がありそうという疑問が拭えなかった。

その良き場所がわからないまま、
レコーディングに臨んだら
根岸さんもやっぱり気になったようだった。

あれこれ一緒に試して、
本当のメロディーはどこかというところから探って、
私より私のことをよく知っている!
根岸さん。

サウンド作りもベースも大好きで絶大な信頼を置いている根岸さんですが、
ヴォーカルディレクションも素晴らしかった。
私の良いクセ、悪いクセ、傾向、それを瞬時に感じ取って
ディレクションしてくれた。

そしてそれをレコーディングし、見守ってくれている
エンジニア飯尾さんも。

私はどこか事務所やレーベルに所属していないから
ディレクターという存在がいないし、
だからこそサウンドプロデューサーとエンジニアは
判断力を信頼できる人と一緒にやっている。

判断力

判断力を信頼できる人に出会った時、
私はその人を絶対に離さない

〜次回へ続く〜

15周年デジタルシングル「キラキラハルカ」「手と手」配信中!!


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