旦那さんがPCR検査を受けることになった件

自分の中でもなかなかキツい2日間でした。

予め言っておきます、陰性でした!(本当にホッとした)

 家族がPCR検査を受ける事になった一般家庭がどんな風になるのか、書き記しておきたいと思います。


私 派遣社員

旦那 社員

息子 保育園通園中


息子さんはコロナの影響で4月から保育園が育休延長で7月からの登園となり、私も職場復帰で育休中からのガラッと変わった毎日に慣れようと四苦八苦しておりました。

保育園といえば、名物の病気もらい。

息子も育休中は病気系のトラブルはほぼ無く、元気に過ごしていたのですが、通い出して3日目には風邪を貰って参りました。

そこからずーーーーっと、かかりつけ医に頻繁にかよっているのですが、鼻水と咳の症状が軽快してはぶり返したりとなかなかしつこくいらっしゃる状態でした。

8月15日、土曜日。

旦那さんが「喉が痛いかも。」と言いだした。

この時点では甘えた事を言いよって・・と旦那さんの自身の管理の甘さに腹が立った。息子からもらった事は明確だし、私も毎日ゼロ距離で世話しているのに気合いで何とかしている。だがまぁ、日曜日もあるし回復する時間はある、とりあえずゆっくりしてもらう。

日曜日も引き続き咳こむ。熱もある。

このご時世、咳き込んだ状態で出社すると村八分だから、と月曜に休みを取る事を提案。

月曜日。相変わらず熱もあり、咳き込む旦那さん。

病院に行き、ついでに息子の薬ももらってきてくれるということで病院に予約の電話をすると、いつもと違う対応だった。

(本来診察時間外である)12時に来てください、そこで風邪の診察とPCR検査の紹介状をお渡しするので、今日の15時30分に○○病院で受けて下さいとの事。

その日は私はリモートで仕事をしていたので家におり、いつも優しい雰囲気の町医者から聞いたPCR検査と言う言葉に相当ダメージを受けました。

ちょっとオオゴトになってきたぞ・・。

結局、私は仕事が手につかず昼で切り上げ、旦那さんは町医者へ行き、診察と紹介状、陰性の場合・陽性の場合の連絡方法が書かれた紙を受け取ってきました。

そこから、関係各所へ連絡。

私は派遣先の会社、派遣会社。

旦那さんは会社と保育園へ連絡してくれました。


私たち家族の事で、会社の機能が止まるかもしれない。

私たち家族の事で、保育園が閉園になるかもしれない。

もし陽性で周りに知られたら、風評被害があるんじゃないか。息子に危害が及ばないか。


結果は翌日18時以降とのこと。

不安で眠れない夜を過ごしました。


翌日、旦那まだ咳、息子も咳してる・・。

いろんな不安がぐるぐる回る。何も手につかないけれど、息子は世話をしなくちゃいけない。

愛想笑いで息子をあやし、空き時間にはスマホ検索、ワイドショーで今日の感染者数の発表があるだろうと沈んだ気持ちで目で追う。


陰性の場合はショートメール、陽性の場合は電話で連絡。


陰性だろう、だって私たち凄く気をつけてる。お盆も帰らなかったし、買い物も週1、2回のまとめ買い、アルコール除菌、手洗い、マスク、アプリも入れてる。何も悪いことしていないはず。

これで私たちがコロナなら、周り全員コロナだ。

会社にだって、ずっと咳をしながら働いている人だっているのに、馬鹿正直に病院にいったばっかりに。

怖い、どうなってしまうんだろう。


旦那さんと息子と、なんとも言えない長い時間を過ごす。


17時ごろ、テーブルの上の携帯が鈍く光る。

電話の着信音。


終わった・・。


旦那さんが携帯を取り、話しながら内容をメモを書いてくれる。


いんせい!!


!!!

えっ、どういうこと?!

ショートメールじゃないのに??


どうやら、最初に受診した病院が旦那さんの電話番号を間違って連絡していたらしく、電話番号の確認もあり口頭での結果説明になったみたい。


体育会系でもない我が家全員が、何故か輪になって小騒ぎした。心からホッとした。


多分、町医者が風邪や発熱などの症状がある人はPCR検査する方針にしたのだろう、実際時間外なのに他にも待っている人がいたというし・・。


今回こんな状況になって、周りの環境が一変すること、またそれをさせてしまうことになるかもしれない不安、世間からどう見られるか・・などを必死に考えた。

一瞬、馬鹿正直とも思ったけど、風邪を我慢して出社するよりやはり受診して良かったと思う。

陰性を貰えたことで、周りの方からすると一緒に働いていても安心感はあると思う。調子悪くて出社して普通の風邪でも、コロナでも知らないフリしてばらまく方がよっぽど悪だと思う。受診した方が治りも早いと思うし。

というか、悪いのはコロナなのに、周りの事ばかりを気にして怖がることも少しおかしい気がする・・。病気を怖がるより、周りの反応や、その周りの範囲が今までにない規模の大きさでビビることしか出来なかった。そんな自分を見つけて、苦しかった。本来、フォローすべきは旦那で怖がるのは病気なのに・・。


とにもかくにも、とても長い2日間でした。

毎日の生活の中で仕事も、プライベートも、除菌も、体調も完璧にこなすことはなかなか難しく、苦しい世の中だな、と実感します。

今回陰性だからこうやって書けたのかもしれません。実際陽性だった方はこの不安が全部押し寄せて、絶望してしまうのではないでしょうか。

この何もかも言い出しにくい感じ、これがもっと柔らかくなってほぐれているような未来であって欲しいです。


#風邪 #共働き #コロナ #PCR検査






















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