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デザインリサーチ実践『第二回:ダウンローディングする』
キャッチアップ
もしインタビューに同行していない場合は「質問」をして、共有されている意見や観察結果に「ついていけている」ということをちゃんと感じてください。
他人が描いたメモを見てみるのも役立ちます。ボード/壁/シートなどを使う場合は、ポストイットを貼り付けていくということもできます。
インタビューを完了させて、ダウンローディングする
ダウンローディングはタクシーやホテルの部屋、電車などでもできます。たいていの場合「早い」のが良いのですが、完璧な仕事をすることを忘れないように。
帰りのバスの後ろで「ダウンローディング」を始めることは生産的に感じることもありますが、メモをなくしたり、ちぎってしまうと節約するどころか、時間が余計にかかってしまいます。
すぐに絞り込む事は「不安」に感じるかもしれません。そして、2時間もかかったインタビューを12から15の要点に絞るのは少し「変」に感じるかもしれません。
でも、自分の「直感」に自信を持ちましょう。削ぎ落とすべきものは、自然にそうさせてください。最終的にこれが首尾一貫したストーリーに統合していく上での「最初のステップ」なので、メンバー全員があなたが絞り出した要点に同意する必要があります。
ゴールは、インタビューの「詳細」について書くことではありません。
その後に続く「デザインプロセスを刺激するモノ」を抽出することであるということを忘れずに。
次にやること
リサーチを続け、ダウンローディングをしていくにつれ、ポストイットが溜まっていくでしょう。すべて「同じ方法」でダウンローディングされるべきです。デスクリサーチの場合でも、ポストイットに残しておきましょう。
リサーチが終わった時、ダウンローディングしたすべてのコトを1つにし「統合」を始めます。このプロセスは、たくさんの観察結果をチャンスのある領域へと移行させます。
次回は、インサイトの統合について解説します。
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Original article posted by Matt Cooper-Wright on Design Research Methods, translated by Ryo Kobiyama with permission. Supervision by Lina :)
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