映画/星の王子ニューヨークへ行く(1988)/自分のテリトリーの外と関わる
こんにちわ😊✨
日に日に春が近づいてきています🌸私にとってこの季節は(というか、多分多くの方にとって)「別れ」と「花粉」の季節です😢花粉の到来と共に職場やプライベートでお世話になった先輩や友人との別れがやってきて、この涙は花粉のおかげか思い出のおかげか・・・
ごっちゃ混ぜになって、沢山の涙を流す季節です💦
さて、別れとともにもちろんもうすぐ新しい出会いの季節もやってきます!今回はそんな春にピッタリの映画のご紹介😆
「星の王子ニューヨークへ行く」(1988)/「星の王子ニューヨークへ行く2」(2021)
この映画の第1弾は個人的ベスト映画に常に君臨する映画で、まだ私が子供の頃にこの映画を初めて観た私は、エディ・マーフィーのコミカルな演技と軽快なストーリーに、一瞬で心を奪われてしまったのです。
今考えてみると、この映画をきっかけに映画に興味を持ち出したのかもしれません。
さて、この30年以上昔の映画の第2弾がちょうど1年前に公開され、早速鑑賞したわけですが、30年の時を経て、新しいバージョン、オリジナルバージョン共に、大人になってから鑑賞することでこの映画は私に「新しいことにチャレンジする勇気」を与えてくれる映画となりました✨
この映画の(1,2共に)大きなテーマとして「自分探し」はあります。
30年前の作品ではザムンダ王国という自然豊か🐘🌿で平和な国の王子様アキームが「本当の自分」を愛してくれるお嫁さま探しに大都会ニューヨークへたびに出るお話です。
ザムンダ王国とは全くの別世界であるニューヨークにきて、ハンバーガー屋🍔さんで王子様であることを隠しながら初めての仕事をしていく中で、アキームは沢山の新しい経験をします。
このハンバーガ屋🍔さんで初めての経験はモップがけで、そのシンプルながらもやりがいのある仕事がとても自分にあっていると気が付きます。また、小さい頃から習っていた武道が、人を助けることに繋がることを知ります。
そして、全く自分を王子様として扱わない人たちと接する中で、自分の意志や考え、好みに気が付きます✨
さて、「2」の主人公は王様となったアキームの息子ラヴェルです。ラヴェルは父親の存在を知らず、ニューヨークのストリートで定職にもつかずその日暮らしをしています。ラヴェルを逆に境遇のせいにして、自分の人生を諦めてしまっています。
そんな中、ザムンダ王国の王子様であることが発覚し、王子としてふさわしい人物かどうかのテストを受けることとなります💯
ラヴェルもまた、新しい土地で新しい人々と接する中で、努力することを忘れていたこと、自分の今の状況が境遇のせいだけではないことを知ります。そして、命の危険を感じる状況下を経験することで、自分の頭の良さ、工夫ができることを知ります(テストを受ける中で、危ない試験に挑み、そこで頭を使います!)。
時代を超えた2人の若者の「自分探し」に必要だった共通の要素として「自分のテリトリーの外と関わる」ということがあります。自分を知らない、または自分のステータスを知らない人と関わることで、本当の自分の価値観や見え方、弱いところ、得意なところが見えてきます。
現代日本においてもSNSの普及により、自分のテリトリーや自分の知りたい情報のみを知り、その中で生活することが出来ます。同調圧力によって自分のあり方の正解が自分ではなくテリトリーの中の世間によって決まっているような気がしてしまう時があります。
そんな中で、一歩自分の知っている範囲から外れてみること、自分の知りえない部分に一度足を踏み入れてみること、知らない人たちの話を聴いてみること、もしかしたらそんな勇気が「本当の自分」を知る一つの方法かもしれません。
この季節は別れと出会い、そして新しいチャレンジにうってつけの季節です😆🌼この新しい季節の到来を自分探しのチャンスと捉えて、自分のテリトリー、知りうる領域を超えた世界に目を向けてみようとおもいます✨