試行錯誤の道
理学療法士になって18年、あーだこーだと頑張ってきました。
良くなっていく人もいましたし
変わらない人もいましたし
悪くなっていった人もいました。
それを、体自身が治癒する力があったとか、どうしても超えられない年齢や障害があったというのは簡単です。
でも、それって試行錯誤の道でもあるんですよね。
こんな福祉用具はどうだろう?とか
家族さんは何に苛立ってるのかな?とか
どうしてどんなに声をかけても響かないのだろう?とか
うまくいかないことも、すごくいっぱいあって
そうやって悩んでやってきたことが、今の私の仕事を作ってくれています。
人を相手にする仕事は、試行錯誤が欠かせません。
それは、成功方法を見つけやすくするためではありません。
試行錯誤の経験が、目の前の課題をはっきりとさせるんじゃないかと思ってます。
課題がはっきりすれば、あとはやることは難しくありません。
それがわかったことが、経験なのかもしれません。
まだまだ失敗の多い私ですが、18年前の自分がいたらとってもいい指導教官になる自信があります。
18年前の自分に会いにはいけないけれど、この試行錯誤をわかちあえたらいいなと思ってます。
試行錯誤の経験は、必ず誰かの役に立ちます。
人生の経験は1人分だけど、経験を教えてもらうことで10人分くらいまでは増えると思うんです。
なので、試行錯誤の共有会をやりたいな〜って、ぼんやり考えているところです。
何か始めたときは、ぜひあなたの試行錯誤も教えてください。