インフルエンサーと狂気のカリスマの違いは我をどこまで通せるか【メインストリーム】
アンドリュー・ガーフィールド主演、メインストリームを見ました。
リンク(アンドリュー)の独特の価値観がSNSでウケて、有名インフルエンサーになっていく映画。
現代的な凋落劇で、シュールな展開が今のSNSを皮肉っているようでもあります。
人を傷つければリアルな人間関係は破綻するけれど、SNSでは「本音を言える人」とプラスに見る人もいて、その表現が過激で分かりやすいほどにフォロワーは増えていくわけです。
近くの友達にはなりたくないけど、ネットの向こうで起こすトラブルは見ていたい。
やらかし系YouTuberを見ちゃう人間心理だよね。
日本だと協調性があるから、叩かれ出したら全国民から罵られるんじゃない?ってくらい叩かれるけど、アメリカはさすが自己主張の国。
その破綻した人間性も素敵!と楽しいインフルエンサーのお兄さんから、狂気のカリスマに変化して世の中に受け入れられていくわけです。
人を傷つけて人気が出るなんて!そんな馬鹿な!
と思う自分と
どんな状況でも自己の言いたいことをいうって爽快だろうな
と思う自分
そんな揺れる自分。
なのを感じる映画でした。
まあ、気分が良くなる映画ではないよね。
面白いかといえば、テーマは面白いの。テーマは。
うん、察してw
同じサイコパス系なら整形水が面白かったなー
韓国映画はサイコホラーやサスペンス作りがいいです