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母の日。親になって気づいた母の愛。

母の日に
夫からカーネーションをいただきました。

そうか、母か。
受け取る側になったんだなあ、と

子どもが生まれて2年も経つのに
なんだか不思議な気持ちになった

夫よ、ありがとう

わたしはと言うと
母の日に実母にプレゼントしたことはない

母の日どころか
誕生日プレゼントもほとんどない

照れくさいからと言うより

長年、
家族嫌いだったという理由のほうがきっと正しい

家族が嫌いで
家にいるのが苦痛で
一刻も早く家を出たいと思っていた学生時代

高校卒業と同時に
むりやり家を出た

両親はわたしを愛してくれたし
大事にしてくれた

でも子どもだったわたしにとって
必ずしも自分が欲しいカタチでの愛ではなくて

たくさんすれ違いがあったんだ

家を出たときも
結婚したときも

親の反対を押しきった

そんなわたしでも

結婚して妻になり
出産して母になり

ようやく、ようやく
両親の気持ちを理解できるようになって

感謝できるようになった

それでも
まだプレゼントを渡すなんて恥ずかしいから
あんまり出来ていないけれど

2人目の出産を里帰りにしたのは
ひそかに、親孝行をしたかったから

産んでくれてありがとう
育ててくれてありがとう
愛してくれてありがとう

そんな気持ちを噛み締めながら
約10年ぶりに
里帰り出産の2ヶ月を実家で過ごした

わたしも
自分の子どもたちとたくさん衝突するだろう

でも、決して突き離さず
「愛してるよ」
を言い続けたい

お母さん、ありがとう

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