はじめてのnote 食とドゥーラと人づくりと。
はじめまして! 認定産後ドゥーラの松本涼子と申します。
「愛は、ごはんから始まる。」
2024年4月の独立を機に立てた、自分のコンセプトです。
それまでは18年ほど、保育士として、現場のサポートや、新しい保育園の立ち上げを経験。いろいろなご家族とご縁をいただく中で、子育てを通して大人側も大きく変わることを感じ続けてきました。
そして、仕事が大好きな私も、2人の子育ての経験をさせてもらい、産後の過ごし方によって、仕事復帰後の気持ちのありようが全然違うことを実感。
一人目の育休中は、子育てどっぷりで過ごし、それはそれで楽しかったのですが、復職してみたら、連日の発熱の呼び出しに「あぁ、まただ・・・」「仕事ほんとに続けられるのかな」「今日は何とか保育園に行ってくれ・・・」と追い詰められた気持ちで、会議中に涙があふれることもありました。
二人目の育休中は、たまたまパンフレットを目にした産後ケア教室に参加したことがきっかけで、家族とも職場の同僚とも違うたくさんのママとつながることができ、2か月間の「ママボノ」というボランティアにも参加。
ここで人生が変わった!
世の中、こんなに女性の力がたくさんあふれているし、同じような悩みを抱えながら思いを巡らせている人がたくさんいるということに気づき、職場とも家族とも違う人とのつながりが、こんなに人の価値観を変えてくれるんだと実感したのです。
その後、生活の何が変わったかと言えば、復職後の気持ちが全く違う。一人目と同じように発熱や感染症続きの二人目でしたが、「この仕事だったら誰に任せられるかな」「いつだったら後回しになった分の仕事を進められるかな」と、前向きな問いが頭に浮かぶようになりました。
そして、同じタイミングで出会った「産後ドゥーラ」という仕事。
もともとごはん作りが好きだったので、料理と保育経験を活かした仕事ができるのでは、という期待感で、一般社団法人ドゥーラ協会の養成講座を受講しました。
産後のママの身体の回復や母乳に良いとされる助産院での食事のポイントを学び、自宅で作る料理も少しずつ変化していきます。砂糖と油をなるべく控えて、だしを取るところから料理を始める毎日。
2階にあるキッチンでだしを取ると、1階の寝室や玄関先まで良い香りが広がり、お腹はグーと鳴り、子どもたちからは「今日は何ごはん?」とのセリフ。
香りだけでもこんなに気持ちが満たされるのに、さらに大きな変化は、身体にどんよりとした疲れが溜まらなくなったことです。忙しい日でも、一晩寝ればすっかり回復します。コンビニ弁当だらけだった一人暮らしの頃、深夜に自腹のタクシーで帰宅し、できあいのお弁当をかきこんですぐ寝ていたあの頃は、いつも疲れて身体が重たかったのに。
自分の身体の変化をありありと感じた私は、ごはん作りでたくさんのご家族を支えたいという思いが強くなりました。保育園に常勤勤務する傍らで産後ドゥーラとして活動を始めて3年半のタイミングで、保育業界の変化や、自分自身の働き方の見直しの時期が重なり、保育園の退職を決意。
まだまだ、自分がどのような形で、ご家族や社会に向けて貢献していけるのか思案中、という段階ですが、ドゥーラサポートのご依頼がある日はいつも、「待っててね!今すぐ行くよ~!!」という気持ちで自転車を走らせています。
このnoteでは、食が人をつくる、という視点で、ごはん作りや子育て、赤ちゃんとのコミュニケーションなどについて発信していきたいと考えています。