脚本が仕上がりました!
こんにちは、涼子です。
2月ももう半ばになりましたが、相変わらず色濃い毎日を送らせてもらってます。
前回と前々回は、脚本を執筆するときに私がやっているあれこれを書かせてもらいました。
今回はその続きと思いきや、閑話休題的な感じで、ご報告noteになります。タイトルにもある通り、
こじぷろ新作の脚本が書き上がりました!!
台本の一番最後。特別に見せちゃいます!
この「○○へ続く・・・」は、毎回私がこじぷろの脚本の最後に入れている言葉なんです。一章の時から、拘りポイントの1つでした。
途中で呼び方が「一期」「二期」から「一章」「二章」に変わっているのですが、一章の台本には「第二期へ続く」、二章の台本には「三章へ続く」と記されています。ちなみに三章を書いたときには、今進めている外伝を作る予定がまだなかったので、「第四章へ続く」となっています。
このト書きを書くのは第一稿が仕上がる時なので、ここからたくさんの修正が入ることになります。つまりこれは、我が子の出産がようやく終わり、これからその我が子が成長していくというきっかけの言葉でもあるわけです。
というわけで、書く瞬間はいつも色んな気持ちになります。
書き上がった達成感はもちろん、メンバーが面白いと思ってくれるだろうかという少しの不安と、早くこの脚本を声優さんたちに喋ってもらいたいという期待感とか。
そんな思いを持って、思わず大きなため息?深呼吸?をしてしまいます。
このト書き同様、こじぷろの脚本には、いくつかの拘りポイントがあります。その一つが、ナレーションに出てきます。
古事記は、物語の中心にいる神様が次々と変わります。でも、その物語が全てつながって、日本の成り立ちを描いた「古事記」という歴史書になるわけです。そんな古事記の、脈々と受け継がれている雰囲気を出したくて入れたのがこの拘りでした。
「そう。これは、僕たち二人を巡る物語だ。」
一章『愛哀物語』の一番最初のナレーション。それを、主人公・イザナギがこう締めくくっています。一章は、イザナギとイザナミが主人公の物語。
二章『天月海』では、イザナギイザナミの子どもである、アマテラス・ツクヨミ・スサノオが話の中心です。ナレーションも、チャプター1だけイザナギ、チャプター2からはアマテラスに受け継がれます。その最後のナレーションでイザナギが
「そう、この物語は、僕らの最後の子どもたち、アマテラス、ツクヨミ、スサノオの物語だ。」
と語るんです。
そして第三章『斬舞踊』。主人公は三姉弟の末っ子スサノオ、そしてヒロインとしてクシナダが登場します。
「そう、これは、俺と・・・あいつの物語だ。」
このセリフが、私の拘りポイントでした。ですが、新作の『斬舞踊 外伝』では、シリーズ通して主人公がスサノオとクシナダのまま変わりません。
そこで、この拘りを込めた新たなセリフを、ナレーターの伊瀬茉莉也さんに言っていただきました。
「そう。これは、スサノオとクシナダ、そして全国の神々が織りなす新しい神話なのです・・・。」
ここからは、大きな一つの物語。それを生み出すべく、物語を描いていきたいと思います。
次は、スサノオとクシナダがどんな冒険に出かけるのか。
楽しみに待っていてくれたら嬉しいです。
それではまた。