ボイスドラマの完成まで!⑤プロット作成術

こんにちは、涼子です。

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さて、前回までは、奈良に取材旅行に行った話を書いてましたが、

今回からは、実際に脚本を書く時の作業のお話をしていきたいです!初回はプロット作成について。

※私流のもの、ということを念頭に置いてお楽しみください✨


私がプロットを作り始めたのは、第3章の『斬舞踊』からでした。

それまでは、頭の中で物語の大筋とクライマックスを考えて、それに向かって脚本を書き上げ、メンバーに見てもらって修正していく、という流れを取っていました。そんなわけでまだ2回しか古事記projectではプロット書いたことないのですが、こんな感じのものを書きます。

(「村屋の書」のものがなかったので、三章「斬舞踊」のものです!)

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三章のボイスドラマCDを聞いていただくと分かるかと思うんですが、実際のストーリーやキャラクターとは結構違います(笑)


まず、このプロット作りのタイミングで一番作り込むのはキャラクター作り。このタイミングで、ストーリーは5行で説明できるぐらいふわっとしか決めてません。

まず、ストーリー上や古事記の記述上、絶対に登場する神様をリストアップして、その神様の性格を決めていきます。決め方は、事前にメンバーが持っているイメージや、ストーリーに必要な要素をどのキャラクターが担ってくれるかを考えながら組み立てるイメージです。

それが決まったら、サブキャラクターのリストアップ。メインキャラクターで担えていない要素を埋める形で決めていきます。既存の神様をオリジナルの役回りで出すのか、オリジナルキャラクターを出すのか。それもここで決めます。

キャラクターのリストアップが終わったら、頭の中でそれぞれのビジュアルを私なりにイメージしながらキャラクターを深堀りしていきます。

一人称はなんなのか、周りの人間とどう関係しているのか、などなど・・。

私は、頭の中でキャラクターが勝手に動いてくれるのを脚本に書き留めるタイプなので、ここがイメージできていないと執筆が滞ります(笑)


ここまで決まったら、次はストーリー。あらすじを書き出していきます。ここは・・まずは、思い付くままに書いてみるのが第一段階。

・主人公がどういう道筋を辿るのか

・どういう展開がドラマティックなのか

・どのタイミングで新キャラが登場してくるのか

が、大体ここで決まります。

一度書いてみたら、次はCD1枚分の長さを考えながら微調整。いらなそうなエピソードを削ったり、古事記の記述や研究されている内容など、入れるべきもの、入れたいものをはめ込む作業です。ちなみに、「どこかには入れたいけど入れる場所が見つからない」というものは、あらすじの後に項目を作って書き出しておくことになります。

そして、最後の段階。あらすじ全体を読んでみて、キャラクターをより魅力的に感じてもらうために必要そうな要素を足していきます。

まず、「いきなり次のエピソードに入ってしまうと、感情移入がしにくそう」という部分を見つけ出します。その部分の前に、視聴者さんがキャラクターに愛情を感じてくれそうなエピソードを入れ込む、という手順です。


ここまでやって、プロットが完成。

メンバーに見てもらって、オッケーなら書き始める、ということになります!


なんだかとっても長くなってしまいましたが、少しでも興味深く読んでもらえてたら嬉しいです。

次は、実際に脚本を書いていく時のお話をしたいと思います!

それでは、また。

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