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#013 タロットシーカーへの道 ~ いつになったら一人前?タロットリーダーを目指す人が陥る「聖杯探し」の罠 ~


こんにちは!未来の「タロットシーカー」の皆さん!
今日もタロット愛が溢れて止まらない!石原僚子です。東京のすみっこから、熱いタロットトークをお届けします。

ある日、夢の中で宝探しをしていました。

キラキラ輝く宝石や古代の秘宝を想像しながら、宝箱を開けた時のワクワク感… しかし、蓋を開けて現れたのは、想像をはるかに超えた「意外な宝物」でした。

それは、使い古された一枚のタロットカードと、一枚のメモ書き。

そこには…

完璧なリーディングを目指すより、クライアントの心に寄り添うこと

と書かれていました。


この夢が教えてくれたように、タロット学習においても、本当に大切なものを見極めることが大切です。


クライアントの心に寄り添うこと


今回の記事では、タロット学習における「聖杯探し」の罠と、真のスキルアップのためのヒントをお伝えします。

前回の#012では、タロットリーダーを目指す人が陥りがちな「情弱ビジネス」の罠についてお話しました。
今回は、初心者を卒業したけれど、なかなか成長を実感できない…そんなタロットリーダーの皆さんに起こりがちな「聖杯探し」の罠について解説します。

この記事を読んでほしい人
タロットリーダーを目指しているけど、自信が持てない方
・いろいろな講座や教材を試したけど、イマイチ成果が出ない方
・もっと早く上達したいと焦っている方
・タロットリーディングで大切なものが何か迷っている方

この記事で得られるメリット
「聖杯探し」という罠とその危険性を理解できる
・高額な講座や教材に無駄なお金を使わなくて済むようになる
・真のタロットリーダーに必要なスキルと、その習得方法が分かる
・効果的な学習方法が分かる タロット学習の明確な道筋が見えてくる



一応、目次は作っておきますが、できることなら
最初から最後まで順番に読むことをおススメします。


聖杯探しとは?そしてその罠

「聖杯探し」とは、タロットリーダーを目指していく中で、

「これさえあれば!」

と魔法のようなテクニックや方法を探し求めてしまうこと。

「驚くほど簡単にカードが読めるコツ」
「究極のテクニック」
「有名な先生に師事すれば…」
「魔法の教材」…

まるで伝説の聖杯のように、それらを見つければ、たちまち人気リーディングができるようになると信じてしまうんです。

高額な講座や特別なタロットデッキ、有名先生の個人レッスン…次々と追いかけてしまう人もいるかもしれません。
でも、実は、地道な努力と経験こそが、真のスキルアップへの近道なのです。


聖杯なんてどこにも無い



聖杯探しの落とし穴:情弱ビジネスとの関連性

タロットリーダーを目指す人が陥りやすい「聖杯探し」。

完璧なリーディングを求めて、様々なテクニックや知識を追い求めるあまり、本質を見失ってしまうこの状態は、実は、前回の記事でもお話ししました「情弱ビジネス」の餌食 になってしまう危険性を孕んでいます。

・もっと凄いテクニックがあるはず
・もっと効果的な方法があるはず
・もっと早く結果が出る方法があるはずだ

…といった思考に囚われ、常に

「何かが足りない」

と感じています。
この「不足感」こそが、情弱ビジネスの格好の餌食になってしまうのです。

悪質な業者は、この「不足感」につけ込み

・この講座を受ければ、必ず成功できる!
・このツールを使えば、誰でも簡単に人気タロットリーダーになれる!
・この先生に師事すれば、あなたも特別な能力を手に入れられる!

…といった、魅力的で耳障りの良い言葉で、高額な講座や商品、サービスを売り込んできます。
「聖杯探し」に囚われた心は、これらの言葉に簡単に 魅了 され、冷静な判断力を失ってしまいます。

もしかしたら、これが私が探し求めていた聖杯なのかもしれない…!

そう信じて、高額な商品を購入したり、怪しげな講座に申し込んでしまったり…。

しかし、現実は甘くありません。

・高額な講座を受講したものの、内容は期待外れだった…
・特別なツールを購入したものの、全く効果がなかった…カリスマ性のある
・先生に師事したものの、依存させられ、高額な個人セッションを何度も受ける羽目になった…

…といった悲惨な結末を迎えてしまう可能性が高いのです。


あり得ません!


「聖杯探し」が「情弱ビジネス」のカモになってしまう理由

情報弱者になりやすい: 完璧なリーディングを求めるあまり、情報収集に偏りが生じ、客観的な判断力が低下する。

焦りが生じやすい:
「早く一人前になりたい」という焦りから、冷静さを失い、衝動的な行動に出てしまう。

依存しやすい:
「この先生だけが、私の悩みを解決してくれる」と、特定の指導者やメソッドに依存してしまう。

自己肯定感が低い:
「私には才能がない」「私にはできない」という自己否定感が強く、自信を持つために、外側にあるもの(資格、テクニック、ツールなど)に頼ろうとする。


本当に必要なもの:テクニックではなく「心」

タロットリーダーにとって、本当に必要なのは、外側にあるテクニックや知識だけではありません。
むしろ、それ以上に大切なのは、内側にある

相談者に寄り添う心

なのです。

相談者は、タロットリーダーに、「完璧な答え」を求めているわけではありません。

彼らは、

・自分の気持ちを理解してほしい
・話を聞いてほしい
・安な気持ちを楽にしてほしい
・未来への希望が欲しい

…そう願って、あなたの前に座っているのです。

どんなに高度なテクニックや知識を持っていても、相談者の心に寄り添うことができなければ、真のタロットリーダーとは言えません。


心が無いものは何をやってもダメ



「聖杯探し」から抜け出す3つの方法

「聖杯探し」の罠から抜け出すためには、以下の3つのポイントを意識しましょう。

1.「完璧なリーディング」は存在しないことを受け入れる:
タロットカードは、あくまで可能性を示唆するツールであり、未来を100%確実に予言できるわけではありません。

「完璧なリーディング」を求めるのではなく、

今の自分にできる精一杯のリーディング

を心がけましょう。

2.「相談者に寄り添う心」を育む:
共感力、傾聴力、洞察力など、「10の力」で紹介したスキルを磨き、相談者の心に寄り添う力を高めましょう。
テクニックや知識よりも、

「心」を大切にするリーディング

を心がけてください。

3.自分自身の成長を楽しむ:
タロットリーダーとしての成長は、一日にして成らず。焦らず、じっくりと、自分自身のペースで成長していくことを楽しみましょう。

「いつになったら一人前になれるんだろう…」

と不安になるのではなく、

「今日の私は、昨日よりも少し成長できた!」

と、小さな成長を喜び、自信に変えていきましょう。


知らない」ということは自分に対する「罪」であると肝に銘じましょう。


まとめ

「聖杯探し」とは、完璧なリーディングを目指して、様々なテクニックや知識を追い求めるあまり、本質を見失ってしまう状態。

タロットリーダーにとって本当に大切なのは、外側にあるテクニックではなく、内側にある「相談者に寄り添う心」。

「完璧なリーディング」を求めるのではなく、「今の自分にできる精一杯のリーディング」を心がける。

テクニックや知識よりも、「心」を大切にするリーディングを心がける。

自分自身の成長を楽しみ、焦らず、じっくりと、自分自身のペースで成長していく。

正直にお話しすると、ワタシもこの罠にかかってしばらくの間もがいた時期があり、何年もの間迷走していました。


一人で悩まないで、私と一緒に学び、成長していきましょう。


次回予告:
~ヒアリングの落とし穴!あなたは相談者の言葉に騙されていませんか?~

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

この記事に関するご質問やご意見、リクエストなどががございましたら、コメント欄にてお聞かせ頂けますと幸いです。🙏

また、この記事が少しでもお役に立てましたら、「スキ」を押して頂けると、今後の記事作成の励みになります。😊


それでは、今日も素敵なタロットタイムをお過ごしください!

石原僚子@風のタロットマスター

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石原僚子@風のタロットマスター
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