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ジェルくん握手会レポ@池袋アニメイト本店~新参ママリスナーが最強エンターテイナー、ジェルくんに初対面した話~

2024年8月3日(土)、池袋アニメイト本店にて開催された、すとぷり 1st Single「はじまりの物語」発売記念握手会。私は最推し「ジェルくん」の握手会に行ってまいりました。今回は、自分自身の備忘録も兼ねて、この握手会についてのレポを記事として残したいと思います。

【ご注意】
記事の後半、握手会の様子と私がジェルくんと会話した内容にも触れています。詳細なレポートを読むことに抵抗のある方は、ご注意いただけますと幸いです。

さて、今回の握手会。開催が発表になってから、私がジェルくんの握手会に申し込みをしようと決意し、いろいろな思いを抱えながら当落発表を待っていたことについては、下記の記事に記した通りです。

当落発表から当日までにメンヘラMAX

握手会の当落発表があったのは、7月11日の夕方。上記の記事にも書いた通り、申し込みをしてからというもの、やっぱり会えることをどこかで期待してしまい、気付けばそのことを考え、ドキドキ・ソワソワしながら当落発表を待っていたので、いざ発表がアナウンスされ、アニメイトのマイページを確認しに行くときは、文字通りスマホを操作する指が震えてしまいました。そして、1つ目の「当選」の文字を目にし、2つ、3つ…と、確認を終えると、全身に電撃が駆け巡りました!!

3枚!!!!!
30秒も会える!!!!!

私は悩んだ末に、アニメイトでの握手会の1枠に全振りで応募しました。そのうち1枚でも当選していれば本当にラッキーだ…と思っていたので、まさかまさか、3枚も当選するとは思いもしませんでした。3枚なので、30秒です。正直、かなり震え上がりました。初対面でいきなり、ジェルくんと30秒も会えるの!!??

そして、握手会当日が近づくにつれて、その緊張はどんどんと高まっていきました。ジェルくんと向かい合って、手をつないでいる様子を想像するだけで、心臓がバクンバクンしてきて、呼吸困難で倒れそうになる(笑)

嬉しいより逃げ出したい気持ちが先行してきて、「ああ、なんでこんなことになっちゃったんだろう…。」の自問が頭の中で無限ループ。直前の先週1週間にいたっては、本当に自分がどうにかなりそうなほど心ここにあらず状態で、しまいには「待てよ、行かない選択肢もあるじゃん!」と不謹慎極まりないことまでもが頭を過る始末。自分自身のどうしようもないヘタレぶりに我ながら辟易しました。

それでも、とりあえず美容院に行き、人生初のインナーカラーに挑戦して髪色にオレンジを入れたり、二枚爪でボロボロだった爪も、さすがにこの酷い爪を若き推し様に見られるのは避けたいと、これまた人生初のネイルサロンに行ったりと、着々と準備は進めていました。当日の服装もかなり悩みました。これまで、お洒落にはまるで縁も興味もなく、普段はセールの時期に適当にネットでまとめ買いをしているだけなので、今回は娘に一緒にお店に行ってもらい、選んでもらいました。おばさんがめっちゃ気合い入れました!みたいなのもイタイし恥ずかしいなぁ…と思い。普段より、少しオシャレ目な、でも自分らしい服をチョイス。娘がすすめるので、トップスはオレンジ色のカットソーを選びました。

いざ握手会当日!決戦の地へ!

こうして迎えた、握手会当日。
朝から心臓バクバクな中、少し早めに家を出発し、池袋へと向かいました。

アニメイト付近まで来ると、痛バを持ち、かわいくヘアメイクをしたリスナーさん達の姿が目に入り、いやが応でもさらに緊張が高まります。私は、14時スタートの第2部で、集合時間が13:50となっていました。池袋アニメイト本店での握手会は、9階のイベントスペースで開催されます。エレベーターで8階まで行き、そこからスタッフの誘導のもと、まずは9階までの階段に整理番号順に整列し、呼ばれた番号から会場となる9階のイベントスペースに入っていくという流れです。時間帯によっては、前の部の時間が押して、階段で長い時間待たなければならなかったりしたという話も聞きましたが、私の時はスムーズで、階段ではほぼ待ち時間なく、すぐにイベントスペースまで案内されました。

イベントスペースの入口に受付があり、私は3枚当たっていたのでその旨を告げると、当選の画面は1つ見せるだけで大丈夫と言われ、身分証明書の提示後、整理券を3枚渡されました。そしていざ、イベントスペースの中に入り、順番待ちの列に並びます。

じつは、娘が付き添いで一緒にきてくれていたのですが、イベントスペースの後方に椅子が20個ほど並べられた付き添いの人のための待機所が設けられていて、娘とはここでいったんお別れとなりました。

ちょっとした笑い話なのですが、スタッフの方が、思い切り私に向かって、「付き添いの方はあちらです!」と告げてきました。「あの…、付き添いは娘のほうなんです。私が参加で…」と慌てて説明すると、ちょっと苦笑されました。そりゃそうだよね、逆だとはなかなか思わないか…(笑)

最強エンインターテイナー・ジェルくんと初対面!

イベントスペースは、壁も黒色で、照明も暗め。大勢の人が並んでいますが、当然ながら誰もが緊張MAX状態なので、しんと静まり返っています。一歩、また一歩と進むごとに、心臓が早鐘を打ち、手には汗がびっしょり、足先まで震えが走ります。

ブースの手前に、ボディチェックと荷物置き場がありました。一人一人順番に呼ばれ、ボディチェックでは、女性スタッフが全身をタッチして確認をし、その後、ブースの前に置かれたボックスに荷物を入れるよう指示されました。荷物を置くと、いよいよブースの前に並びます。

ここまで来ると、もうあと数人で自分の番。ジェルくんと握手するブースはもう目の前で、生のジェルくんの声が聞こえてきました!!! 今振り返ると、ここが緊張のMAXだったと思います。あと数歩進んだら。ジェルくんがいる。まるで全身がそのまま心臓になってしまったかのように、激しい鼓動で、立っているのがやっとでした。倒れるかと思いました…。

そして、ついに。
自分の番が来ました。

ブースに足を踏み入れ、まず、左側に立っている女性スタッフと目が合い、どうぞと手を伸ばしている方向へ目を向けると。そこに、ジェルくんは、立っていました…。

もう、脳内は完全に思考停止状態で。手を差し出されるまま、握手。そして、私はなぜかひとこと目に、思わずこう言ってしまったんです。

「はじめまして」

するとジェルくんも、
「はじめまして」
と言ってくれました。

そして、ここで初めて。顔前30センチほどのめちゃくちゃ至近距離で、ジェルくんと目が合ったんです!!

瞬間。

すべての思考が吹っ飛びました。何か映画の特殊効果のように、前方から突風がブワッと吹いて一瞬の間に全てを奪い去られたような感じ。この日までに、これだけは伝えたいということは幾つか頭の中でまとめていたのですが、面白いほど、パーッとどこか彼方へ消え去ってしまったんです。47年の人生で「頭の中が真っ白になる」という慣用句が、これほどベストマッチな場面に出くわしたことはそうそうありません。

私は思わず、
「言うこと、忘れちゃいますね」
と声に出して言ってしまいました。
するとジェルくんが、
「忘れちゃうよな」
と、それはそれは、めちゃくちゃに優しい声で、そう言ってくれたんです。

ここで、私はハッとして少し自分を取り戻し、繰り返し頭の中で練習してきた、一番伝えたかった思いを必死に告げました。

自分は、2年前の西武ドームからなので、まだ推し歴は浅いこと。でも、その短い間に、たくさんのものをもらってきたこと。だから、どうしてもお礼を伝えたくて、今日ここにきたこと。
「いつも本当にありがとうございます。」
私はそう言って、頭を下げました。

私が話している間、ジェルくんはずっと目を見て頷きながら聞いてくれました。そして、
「わざわざこうして、伝えに来てくれたんだよね。ありがとう。」
と言ってくれました。

「こんなおばさんが、すみません…」

これも、伝えようと思っていたことの1つでした。するとジェルくんは、そんなことないよ…というように首を振ってくれました。

「これからも、心と体を大切にして、がんばってください!」

ここまでが、私がどうしても今回、ジェルくんに伝えたかった言葉でした。

私がそこまで言い切った時。
急にジェルくんが、こう、私に聞いてきました。

「ずっと応援してくれる?」

これはもちろん、間髪入れずに答えました。
「はい!」
すると、想像もしなかったもう1つの質問が飛んできました。

「俺のこと、好き?」

このとき私は、なんの迷いも躊躇いもなく、はっきりと言ってしまいました。

「大好きです!!」

すると、何て返ってきたと思います?

「俺も大好き」

この瞬間、今度こそ文字通り、すべての脳内細胞が、活動を停止してしまいました(笑) 確かこの辺りでスタッフから「お時間です」と声がかかったと思います。その後も、ジェルくんは「今日は来てくれてありがとう」などと声をかけてくれて、私もそれに対して「こちらこそどうもありがとうございました」などと返した気がするのですが、記憶がかなり曖昧で、ほとんど覚えていません…。ただ、ジェルくんは最後までこちらを見て手を振ってくれていたので、私も最後までジェルくんから目を離さず、手を振り返しながらブースを後にしました。

以上が、私のジェルくんとの初対面の詳細レポでした。

ふううう~っっっ!!!
今思い出しても、ぶっ倒れそうです…(泣)

ジェルくんのお陰で伝えられた、もう1つの思い

全体的な印象として、ジェルくんは、ひたすらに「優しいお兄さん」でした。私は、お顔を拝見するのも初めてでしたが、(2年前の西武ドームのLIVEの時は、完全付き添いモードで、外野席なのに双眼鏡もなかったため外見はまったく覚えておらず…)、これまでSNSなどにUPされている写真から受ける印象より、もっとずっとかわいかった。そして、とにかく優しい。ひたすらに優しい。全身から、優しさオーラがにじみ出ていました。

私は今回、とにもかくにも、日ごろの感謝の思いを伝えたい一心で、握手会への申込みを決意しました。「ありがとう」と「これからもずっと応援している」ということ。この2つを伝えられれば、それで十分だと思っていました。

そして、逆に。

「大好き」を言うのはやめようと、密かに決めていました。だって、やっぱり…ねぇ? おばさんに「大好き」なんて、面と向かって言われてもね…と。どうしても、その思いが拭い去れなかったんです。それに、私が言わなくても、みなさんがいっぱい「大好き」は伝えるはずだから、と。私は遠慮しておこうと思っていました。

しかしながら、まさかの展開で、ジェルくん本人によってこの言葉を引き出されてしまいました。あんな風に聞かれて、答えないわけにいかないではないですか…。

それに対してジェルくんが「大好き」と言ってくれたことはもちろん、嬉しいですが、それよりもっとずっと嬉しいのは、自分からジェルくんに対して「大好き」と告げられたことなのです。言うまいと心に決めていたこの思いを、ジェルくんご本人の誘導で、伝えることができました。

もちろん、わかっています。こういう握手会のようなリアルイベントは、メンバーにとって大事な営業活動の1つでもあること。だから、いろいろなパターンの甘々トークを用意してくれていて、そのうちの1つだったのかもしれない。でも、それでもいいんです。自分の中にあった、もう1つの大切な思いを告げられたこと。私の握手会は、ただそれだけで大成功で終わることができたと思っています。悔いは1つもありせん。達成感と満足感、何よりも、天にも昇るような幸福感に今、包まれています。

じつは、事前に名札を準備している時に、少し虚しさを覚えていました。私はお世辞にも、熱心なリスナーとは言えません。SNSで朝晩、365日、思いを伝え続けている他のリスナーさん達にはとてもかないませんし、メンシプなどの配信の時も、聴くのに徹しているので、コメントもあまりしたことがありません。そもそも、推し歴が短い新参者。アイコンとユーザー名を入れた名札なんて作ったところで、認知されているはずがないから、意味ないのでは?と…。

しかしながら、握手会を終えた今、思うのは。

認知されてるかなんて、もうどうもいい、関係ないんだ、ということでした。

私はジェルくんのことを好きになってから、これまでずっと、「こんな自分がリスナーでいていいのか?」という罪悪感を抱えてきました。こんな私が、好きでいていいんだろうか?という思い。「大事なのは、今好きだというその気持ちで、年月は関係ないよ」といくら誰かから言ってもらっても。この2年間、その罪悪感を拭い去ることがどうしてもできずにいました。

でも、今回、ご本人に直接、私のような新参おばさんリスナーがいることを伝えられたこと、その上で、こちらの感謝と大好きの思いを伝えられたことで、私のような存在もいてもいいよと言ってもらえたような、そんな気持ちになりました。そのことが、今回の握手会での何よりも大きな収穫でした。

今度こそ。
これからは、やっと。
胸を張って、ジェルくんリスナーを名乗ることができそうな気がしています(泣)

失われた!?大人リスナーの矜持

じつをいうと、握手会に参加する前、緊張とはまた別のところで、自分の中でもう1つの大きな心配事がありました。それは…。

「これ以上好きになっちゃったら、どうしよう?」
という懸念でした(苦笑)

実際会いに行って、今よりもっと本気で好きになってしまったりしたら、思いを止められなくなってしまったら、どうしよう?と…。こんな歳して、我ながらアホすぎると思いながらも、半ば本気で心配していたのです。そしてその懸念は、いともあっさりと、現実のものとなってしまいました。

しかも、やはりこれまでは、いくら配信や動画や歌などを通して強く心を惹かれていても、なんというか、どこか実体のないものを追っているような、雲を掴むような感覚が心のどこかにあったのですが、それに関しても今回。

ジェルくん、本当に存在した!!

ジェルくんという人間が、実態のあるものとして、本当にこの世に存在していたと、それを強烈に認識しました。そのことにより、私は今度こそ完全に、ジェルくんにハートのど真ん中を撃ち抜かれてしまいました(笑)

ママリスだしこんなおばさんだし、大人リスナーらしく一歩引いて推していこうと心に固く誓っていたのですが、どうやらその矜持を貫くことが危うくなってきたかもしれませんね(汗)

しばらくは、この握手会の余韻に浸りながら、生きていこうと思います。

こんな推し歴浅いおばちゃんリスナーにも、優しく対応してくれたジェルくん。本当に本当にありがとう!! この30秒は一生の思い出です。最幸の時間を本当にありがとうございました。

ずっと応援しています!!
大好きです!!

2024/8/3 ジェルくん公式Instagramより

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。握手会の翌日、興奮冷めやらぬ状態で書き殴ってしまったため、いつにも増して感情先走る読みづらい文章になっているかもしれません。すみません。読んでくださり、心から感謝申し上げます。