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ぬいぐるみとラバーダッキング|週末セルフケア入門
最近、ぬいぐるみに話しかけています。これが、すごい癒しの効果があるんです。相手はセイウチのぬいぐるみ。彼はもともと、横浜の水族館のキャラクターでした。アシカでもあざらしでもなく、セイウチです。
話しかけるといっても、大した内容ではありません。まじめにやっている訳でもない。人形劇みたいに、一人二役をするような感じです。傍から見れば、ふざけているように見えるでしょう。でも、半分真剣なときもあります。
というのも、彼に向けて喋っていると、不思議と気持ちが落ち着くような気がするのです。一日を振り返って、こんなことがあったんだと語りかけてみる。すると、物事がしぜんと整理されてくる。ちょうど日記をつけるような感じでしょうか。
悩みがあるときに、いつでも人に相談できるとは限りません。話しかけることは、相手に影響を与えることでもあります。本当に重要な問題は、なかなか人に相談できないと思います。相談できた時点で、半分くらい解決していると言っていいかもしれません。ぬいぐるみに話しけることは、この「相談する」ことのハードルを大幅に下げる方法だと考えています。
プログラマの課題解決テクニックにも、ラバーダッキングと呼ばれるものがあります。お風呂に浮かべるようなゴム製のアヒルに向かって課題を説明すると、要点が整理される効果があるそうです。
落ち込んだとき、訳が分からなくなったとき、ぬいぐるみに話しかけてみてはどうでしょうか。物語にしてまとめることで、気持ちが楽になるかもしれません。
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