ゲッターデストロイヤー
昼前から電車に乗って子と日本橋まで『チェンジ 真ゲッターロボ25周年企画「チェンジ 真ゲッターロボ POP UP STORE in メカストア」』へ。何度か書いたことがあるが、子が最も好きな巨大ロボットキャラクターは真ゲッターロボなのだ。並べられた設定画に興奮をしていた。「この紙に〈決定〉(稿)って書いてあるのはこの絵でアニメをつくるってこと?」「そういうこと」。お出かけして、実体験として目にし、そこで中間制作物を見る。そして完成した作品をまた観る。2021年の『ウルトラマン55周年 TSUBURAYA EXHIBITION 2021』や2022年の『庵野秀明展』でもそうだった。前者はアニメ版グリッドマンに興奮し、後者は(当時まだ公開前だった)シン・ウルトラマンに興奮した。この日は寝る前にDVDで何度目かの『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』を観た。
展示販売されていた2万も3万もする高価な超合金などはとてもじゃないけれど手が出ないが、何も買わずに帰るのもなと770円のこれを買う。
オモチャなどをいろいろ見ながらクリスマスプレゼントに何が欲しいのか実際のモノで確認する。これは毎年やっている。スマフォで検索して画像をみせて決めるということはしない。先日、子に服を大量に送ってくれた友人がいて、お礼として大阪の食べ物を送ったときも自分の足で(自転車で)いくつかの店を回って買い揃えた。二十年来の友人へのお礼を通販経由で済ませてどうすんねんと。もうひとりお礼を贈らなければいけない友人がいるのだが買おうと思っているブツが片道2時間近くかかる店のモノなのでなかなか時間がとれぬまま随分と時間が経ってしまっている(KS氏、すまん)。なんとか近くで手に入らないかと大阪の友人から情報収集している。
今年の子は、とあるNintendo Switchのゲームを欲しがっていたが、調べてみるとどうやら(ゲーム内ではバトルものなのだが)オンラインでもオフラインでも対戦プレイができずひとり用の育成タイプゲームであることが判明したので「なあ、これ対戦できないみたいやで」「そうなん?じゃあ他のにする」ということで、候補が白紙に戻ったのだ。なお「……秘密を知ってるんやで。サンタさんじゃなくトットとカッカがクリスマスプレゼントを用意してくれてることを……!」と先週、風呂で告白してくれた。なんだか嬉しそうにニヤニヤとしていた。
「そこは恐竜帝国が地球を支配したユニバース。流竜馬たちはゲッターロボで抗ったが死んでしまった。竜馬と隼人と弁慶の信念が入ったのが人類の最期の希望ゲッターデストロイヤー(必殺技ゲッターウルトラビーム)。ゲッター2/ライガーにあたるのはゲッターストロング(必殺技ゲッターガトリングレザーストーム)、ゲッター3/ポセイドンにあたるのはゲッターバッドマスク(必殺技ゲッターバッドウルトラガス)。ゲッターデストロイヤーを開発中に暴走し研究所から逃げ出し恐竜帝国と人類を憎むゲッターダークデストロイヤーという存在もいる」。
その日の夜に風呂で語ってくれた子のオリジナルゲッターロボ新作。子は作者の石川賢先生がもうおらず、「ゲッターロボサーガ」は『ゲッターロボアーク』が最後の作品なのを既に知っているので、自分で考えたのだという。スケッチブックに設定を書いていた。
翌日はゲッターデストロイヤーの絵を描いた。こんど一緒に紙粘土でつくろうかね。うまくリデザインできるだろうか。