〈2024/8/31 土〉誰かが髪を切って
自分の散髪をする。風呂場でバリカンをかけて（バリカンは〈かける〉ものなのだろうか、感覚としては〈かける〉だ）、ホウキとチリトリと掃除機で風呂場の床に落ちた髪を集めて、そのままシャワーで頭を洗う。
いつか僕らは目隠しするだろう／あきあきする／噂をする／クソタレな気分蹴飛ばしたくて
髪を切るさ／バスルームでひとりきり大暴れ
（フリッパーズ・ギター『バスルームで髪を切る100の方法』
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誰かが髪を切って／いつか別れを知って／太陽の光はふりそそぐ
ありとあらゆる種類の言葉を知って何もできなくなるなんて／そんなバカなあやまちはしないのさ
（小沢健二『ローラースケート・パーク』）
この文章を書いている二〇二四年十一月十九日。谷川俊太郎の訃報を目にする。
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