〈2024年2月中旬〉
(先に書いときますけど、この単体記事は200円設定ですが、この記事も含む2月分のマガジン〈2024年2月(有料版)〉が200円なので、マガジンのほうが記事数というか文字が多いです)
〈2024年2月11日 日曜〉
子が観ていたYouTubeでユーチューバーが喋ってるのを耳にして「ポピープレイタイムのポップアップストアなんてできてるんや」と子に言うと、子はボソッと「東京でな」と答える。こういうことが積もり積もって「東京にはここにないものがなんでもある」という感覚がこの世代にも生じるのだろうか。
日本の端の方に生まれ育った私の、その時代の、「東京」と、現代の児童や青年たちにとっての「東京」の存在感はどの程度違うのか、違うとしたら何がどう違うのか──しかしこれは私がいくら考えて想定しても机上の空論やろな。渇望や欲望や失望という種類の感情というのはその季節の中を過ごした者にしか本当のことはわからない。
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