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グラビアアイドル推し活日記⑨
以下の記事を読んだ感想。
根底にあるのは、グラビア(グラビアアイドル)への偏見、誤解である。
このテーマは以前にも述べたとおりなので、改めて書くまでもないが、この記事を読んでグラビアへの偏見は簡単には消えないことを痛感した。
この記事が最も伝えたいことは、本質を理解せずある一部分だけを切り取って判断することの危うさを問いかけている。
しばしば名前が挙がる女優のグラビア披露が本人の意図とはかけ離れて拡散・炎上してしまい、後に弁明するも本心が伝わらないままになっている。
この記事が問いかける拙速な判断のリスクも重要だが、それ以上にグラビアというものが下劣なものであること、ただ水着を着て楽して金儲けをしている偏見の目で見られていることにも注目しなければならない。
散々言っているとおり、グラビアは限られた環境の下で自分をどう表現するかが見せ所であり、作品の良し悪しを決めるのである。
多くのスタッフがモデルと関わり、より良い作品づくりに魂を注いでいる。
我々の手元に届く一枚あるいは一冊は、まさに試行錯誤の末に生まれた芸術作品である。
少々話が逸れてしまったが、グラビアという仕事自体が偏見の目で見られてしまうことが多く、こうした切り取り記事が本人の意図を無視して、伝わってしまう面もあるのかもしれない。
しかしながら、グラビアに携わる多くのモデル達が口を揃えて言うのは、撮られることへの誇りである。
キレイに可愛く、上品に撮られることに拒否反応を示すどころか、それが多くの人に届くことが活動の原動力に繋がっている。
先のプール撮影会の中止騒動では、性の商品化がクローズアップされたが、彼女たちはそんな思いで表現などしていない。撮影会自体がそのような意図を持って開催されているとは思えない。
長々と述べてしまったが、改めてグラビアを考える記事だったと思う。