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グラビアアイドル推し活日記(62)ちとせよしの3rd写真集「ただいま」レビュー

デビューから6年を迎えたちとせよしのさん。メインのグラビア活動だけでなく昨年からアイドルユニット「あまいものつめあわせ」のメンバーとしてアイドル活動にも尽力している。

グラビア活動としては昨年3冊目となる写真集「ただいま」をリリースし着実にキャリアを積み重ねている。今回は3冊目写真集のレビューとともによしのさんの魅力に迫る。

デビュー当初はどちらかと言えば「ふくよか」な体型でファンを魅了していたが、ここ数年は筋トレによるボディメイクが功を奏し、引き締まった体型に仕上がっている。胸の大きさはしっかりと維持されており、完璧に近いとも言える体型となっている。先月のDVD発売イベントで実際にお会いしても綺麗な体型に仕上がっているのが間近に確認できた。ファースト写真集は筋トレ前であったが、2nd写真集「Vacation」の仕上がりは水着との相性も良く芸術的と表現するのが相応しい作品であった。前段が長くなってしまったが、今作ではどんな表現を魅せてくれたのか期待を胸に膨らませながら表紙から鑑賞させてもらった。

どんな写真集表紙でその後の内容が決まると言っても良いくらい表紙は大切である。カバー表紙は胸元をロングーヘアで覆った「ロングヘアブラ」(表現が合っているのか自信がないが)で飾られた。かなり攻めに攻めた表紙であるが、表紙でロングヘアー以外何も身に着けていない状態はかなりの自信作の表れなのかもしれない。女性美が完璧に表現されていると言える。裏表紙は一転して花柄の衣装にゴールドのブラを装着しており、こちらは背伸びしていない大人なよしのさんである。ちなみに、中表紙はピンク字にタイトルが記載されるのみで写真はなかった。これもシンプルで良いなと思った。

カバー表紙
こちらが裏表紙。
表紙とのギャップに圧倒される。

表紙を捲って本編に入っていこう。早速ギャップにやられた。カバー裏表紙となっていた衣装で絶妙なアングルでの微笑み。表紙で魅せた虚ろな表情との対比で見ると完全にノックアウトである。このあたりがよしのさんの表現力のレベルの高さであろう。表情だけでも今作は完璧と言える。80ページ近い作品であるが、理性が抑えられなくなるかもしれない。今回はよしのさんの地元・佐賀県で撮影されている。背景にはよしのさんが育った佐賀の風景が随所に散りばめられている。表情ギャップに酔いしれているの束の間、よしのさんの美ボディが堪能できる。徐々にゴールドのランジェリーだけになると引き締まった体型が顕になる。芸術的との表現が最もふさわしい仕上がりである。

少し脱線するが、グラビア表現において大切なことは、衣装と表情や身体のバランスである。言葉で表現しづらいが、バランスが取れていればいるほど「アート」として成立する。言い換えれば、衣装で何を表現するかあるいは魅せるのかをはっきりさせないと、ただ曝け出している状態になりかねず、ともすれば下品にさえ見えてしまう。ヌード作品の存在は否定しないが、グラビアでは必ずしもその要素は求められていないというのが持論である。自分自身がグラビア表現を「アート」と感じるは先述したバランスが取れているかどうかで、単に胸が大きいだけでは成立しない。よしのさんはこのバランスが取れている点で個人的には立派なグラビアタレントだと思っている。

とは言え、今作は衣装を身に着けながらも露出の多いカットが目立つ。脱ぎっぷりが良いことの評価は様々であるが、今作においてはきれいな胸の形や端正の取れたクビレ、少し恥じらいも感じられるような表情の全てが観る者を圧倒させていることは間違いない。そこにはよしのさんの美しさが表現されているからなのかもしれない。時折、ヘアメイクもあり、ロングヘアだけでないよしのさんも楽しめる。ドキドキしたカットがしばらく続いているので、鑑賞の際はどこかで深呼吸しながらの方が理性を上手くコントロールできるかもしれない。日本家屋での床に反転する木々の緑に佇むよしのさんは官能作品を彷彿とさせる一枚である。日本家屋で撮影されたカットの中にカバー表紙で紹介した攻め攻めロングヘアブラのシーンが登場するのである。本編を紐解いていくと表紙の意味が理解できる。これを伏線回収と呼ぶのだろうか。黒のランジェリーを外していくダイジェストに注目して数枚のカットを鑑賞していくと、どこか官能作品を想像してしまう。脱線した話と矛盾しているようだが、あくまでグラビア表現の一つとして解釈している。髪の毛の長さは何時の時代も女性を表現する上で欠かせないポイントであるが、よしのさんは髪の毛から女性美を絶妙に表現しているといえる。縁側で魅せる肉体美とともにアートを感じられる。

黄色のワンピースに身を包むよしのさんが登場する。先程のアートを魅せられた者からすると、衣装に身を包むよしのさんには可愛らしさではなく、どこか大人の女性に成長したように感じられる。そう思っていると、次のページではこれまた惜しげもなく肉体美を披露しているのである。赤茶色の岩壁にレースの衣装で腰掛けると思いきや次の瞬間からは手ブラカットが登場する。何度も言うが、深呼吸しながら鑑賞してほしい。そうでないと理性が抑えられなくなる。

薄暗い部屋での黒の衣装に黒のサンダルヒールで登場する。ヘアスタイルもポニーテールにアレンジされた。誤解を恐れずに書くと、このシーンは頭の先から手足の先までよしのさんの「美」が堪能できる。鼻筋が通り、細く長い手指、程よい肉感とこのカットでは新たなよしのさんの一面が感じられる。よしのさんに限らず、どのタレントであっても黒の衣装は個人的にお気に入りである。

次に白の三角ビキニで登場したよしのさん。ここへ来て王道のグラビア衣装に身を包んだ。マイクロビキニのせいかきれいな胸の形が表現されている。このバランスこそが重要であり、グラビア表現の最たるものである。

わずか3枚のカットであるが、紺色のトップスに柄入りのスカート、三つ編みにアレンジされたよしのさんの姿も見られる。そしていよいよエンディングである。先程の紺色のトップスを脱ぎ捨て、赤のランジェリー姿になったよしのさんの姿にまたまた理性が抑えられなくなってしまった。そして語りかけてくるように笑顔を振りまくのである。脱ぎ捨てたことで何か吹っれたようにも感じられる(決して、脱ぐことに抵抗がなかったわけではないと思うが)。脱ぎっぷりはこれで終わらない。ここからブラ部分を取り外し手ブラで表現するのである。赤というよりもワインレッドな衣装がよしのさんを大人にさせているようにも感じる。仕上がった肉体美は最初から最後まで惜しげもなく披露されており、そこに「アート」を感じるのである。トップレスや手ブラになりながらも笑顔を振り撒くよしのさんの姿にはどこか達成感に満ち溢れているようにも感じられた。

巻末にはよしのさん直筆のメッセージが掲載されている。今作への意気込みが語られているので、作品を手に取った際にはぜひとも読んでほしい。

巻末の直筆メッセージ。
達成感に溢れた表情からも最高傑作が仕上がったことがわかる。

予想以上に露出の多い、チャレンジングな表現に果敢に取り組んだよしのさんの3rd写真「ただいま」は、彼女の地元・佐賀県で6年間のキャリアの集大成となったといえる。彼女が生まれ育った地で大人の女性を見事に表現したよしのさんに魅せられた。グラビアと官能作品のラインギリギリの表現に理性が抑えられなくなってしまったが、深呼吸しながらも1枚1枚のカットにはよしのさんのグラビア表現への強い想い(グラビア表現の愛)が込められている。

実際によしのさんにお会いすると、今作で魅せた姿とは異なる礼儀正しい丁寧なファンサービスに心奪われるファンも多い。自分もその一人である。2025年もよしのさんの活躍に期待したい。


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