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グラビアアイドル推し活日記(72)レジェン鈴木ふみ奈さんの作品に触れる 最新写真集「FLY HIGH」レビュー
この日記では初めて紹介するグラビアタレント鈴木ふみ奈さん。彼女のグラビア歴は15年を超え、グラビア界では今やレジェンドの一人として認知されている。以前から彼女の存在はもちろん知っていたが、作品に触れる機会がないままであった。しかし筆者は彼女の魅力に今まで気づけなかったのだろうか、そんな後悔にも似た感情が最近になって湧き上がってきた。今からでも遅くはないと開き直って、ふみ奈さんの最新作から鑑賞を始めることにした。まずは最新写真集「FLY HIGH」を鑑賞していきたい。
その前にこの日記では初めて取り上げるタレントの活動歴に触れるのを忘れてはいけない。
ふみ奈さんは 埼玉県出身、1990年7月5日生まれの34歳で、血液型 はAB型、スリーサイズはT167 、B96( I )、W60、H93 である。日本大学芸術学部音楽学科卒業からもわかるが、サックスやピアノを特技としている。グラビアデビューは2009年でそれ以降各雑誌のグラビアに掲載され、名前が知られることとなった。2010年にはテレビにも登場し、同年9月には初のイメージDVDを発売し、DVD作品はこれまでに26作品を数える。
2011年2月には「ミスFLASH2011」グランプリを獲得し、「ミスFLASH2011」出場者で結成された「G☆Girls」に参加している。
2015年8月24日、ベルサール秋葉原で開催された第3回「AKIBA TOKYO COLLECTION」において、人気グラビアアイドル総勢30人超が参加するコスプレファッションショーが行われ、グランプリを獲得した。同年の7月にはファースト写真集「奇跡のH。」を発売し、最新作を含む計6冊をリリースしている。
2017年4月10日発売の『週刊プレイボーイ』(17号、集英社)の企画「グラドルくびれ番付2017」にて東の横綱に選出された。これまでに「美尻番付」(2015年)、「おっぱい番付」(2016年)でも横綱に選出されており、同誌グラドル番付企画にて胸・尻・腰の3冠を達成した。
2018年7月17日、世界で最も歴史のあるミス・コンテスト「ミス・ワールド」の2018年度日本代表を決める「ミス・ワールド・ジャパン2018」のファイナリスト30名に選ばれた。
同年8月28日、「ミス・ワールド・ジャパン2018」で上位10名まで残り、グランプリは逃したものの審査員特別賞を受賞し、Web投票など一般投票で競った「マルチメディア部門」においても1位に輝いた。
2023年12月26日、『週刊SPA!』(扶桑社)の「グラビアン魂アワード2023」にて、みうらじゅん個別賞「カムバック森の妖精賞」を受賞している。
グラビア以外にも活動を拡げるマルチな一面を持っており、テレビドラマ、映画、バラエティにラジオの出演もこなしている。
それでは最新写真集を開いていこう。
まずは表紙から。バストアップで写るふみ奈さん。
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カラフルな三角水着の紐を噛み微笑む。写真集はタイで撮影が行われているが、表紙にしてはかなりインパクトのある写真が使われている。うまく説明できないが、美しいカラダと表情に引き込まれるのは筆者だけではないだろう。曝け出すというよりは溢れ出る自然な表情が良い。まだ本編にも入っていない段階で語っている。この魅力に早く気付かなかった自分が悔やまれる。次に裏表紙も見ておきたい。こちらは趣向が異なり大人な落ち着いた表情でポージング。
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これだけで一つの芸術を見せられた気分になる。表紙の2枚で言葉では表現できないものを感じ取ることができる。
ページをめくっていこう。
木製の船上でのシーンから始まる。うつ伏せで肘をついて微笑むふみ奈さん。そうかと思えば仰向けで美しいカラダを披露する。グラビアで大切な衣装とカラダのバランスが整っており完璧としか言いようがない。タイのロケーションにマッチした水色の水着も良い。浜辺に降り立ったふみ奈さんはグラビアの王道、完璧なポーズを決めてくれた。シンプルではあるが、このシンプルさがまた良い。タイに行ったことはないが、青い海に白い砂、グラビア撮影には申し分のないロケーションにふみ奈さんが収まることで芸術度がさらに増していくのを感じる。
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強い日差しの下でふみ奈さんはさらに羽ばたく。ここからふみ奈さんの表情に注目していきたい。表情からも伝わる自然体でタイの空気を満喫している様子、そして完璧なまでに仕上げられた美しいカラダを楽しませてもらった。開放的な気分で曝け出すグラビア作品もあるが、ふみ奈さんはそうしたことはせず、水着だけでの撮影を貫いた。
次に室内のシーンに移る。室内だからこその落ち着いた一面を見せてくれた。グラビア作品で大切な作品の中での緩急を付ける所作である。腰をひねらせるポーズがお得意なのか、美しいカラダが表現されている。今回、美しいカラダというワードを連発しているが、その意味するところを考えてみると、細すぎない程よい肉感のある端正の取れたということではないだろうか。ここまで見ても他のタレントが真似できそうでできない唯一無二のカラダを作り上げていると思う。当然ながらふみ奈さん自身も身体作りに取り組んでいるので、美しいカラダは一日にして成らずということである。
次に白のレースに身を包んだ。水着を身に着けず、レース衣装で美しいカラダを表現しているように感じた。そして白のレース衣装を拡げるかのように前面を丸いミラーで覆った。鏡の向こうはおそらく何も身に着けていない状態のはずである。胸元からデコルテ、鎖骨あたりを綺麗に見せることで鏡の向こうから目をそらす意図もあったのかもしれない。
そしてタイの街中での撮影に移る。夏らしい衣装に着替えて撮影に挑んだ。辺りは暗くなりナイトマーケットへ。撮影ではあるが少しプライベート感もあり、観光ガイドブックを見ているような気分になった。
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次はナイトプールでボディラインを強調した黒のハイレグ水着に着替えた。ここでギャップセンサーが発動し一気にセクシーさが増したのである。カットごとの評価は避けるが、水着1着でここまで変わるとは予想外であった。
夜が明け、部屋で準備運動に取り組むふみ奈さんが登場した。鍛え上げられた腹筋と端正の取れた下乳を惜しげもなく披露してくれた。ファッションモデル顔負けの完璧なまでの美しいカラダはふみ奈さんにしか出せない表現である。続いて白のランジェリーに着替えた。少しだけ虚ろで恥じらいのある表情、そして時折見せる笑顔は何とも言えない芸術的なセンスを感じる。
今作も折り返し地点まで読み進めてきた。次は表紙にも使われた衣装での撮影である。木陰のハンモックをバックに三角水着で登場したふみ奈さんがとにかく美しい。左足に付けたアンクレットにもグッと来てしまった。昔から腕よりも足にアクセサリーを付けた状態がどうやら好きなのかもしれない。いわゆる、アンクレットフェチであることを改めて自覚した(もちろん、オシャレであることも補足しておく)。この水着でのシーンはふみ奈さんのグラビアを語る大切なカットとなっており、個人的にも好きなカットが連続しているので、お手に取った際はここだけでも見てほしい。水着のまま、ビーチに繰り出て膝ブラ(水着の紐を取り膝で胸を覆う)を披露してくれた。よくある手ぶらではない所にエンターテインメント性を感じる。ひもを緩めたまま再び水着で胸を覆い少しだけ恥じらうような表情を見せる。そして表紙のカットが登場する。1ページからの流れを丁寧に拾っていくと、この水着のシーンは今作のクライマックスに相当することが理解できる。
再び街中へ出て束の間の休憩である。衣装ではあるがプライベートでも十分通用するくらいのさわやかな着こなしである。その後はかわいいふみ奈さんが登場する。ピンクのレース水着にハート形のサングラスが可愛らしい。もちろん、美しいカラダを披露することを忘れてはいない。この後は人里離れた森の中で白のレースカーテンらしき衣装で胸を覆った。今作の中でも一番露出面積の多いカットが続く。卑猥を感じるどころか美しいカラダが表現されている。
最後は岩場での水着のカットである。ここまであまり感じなかったが、ふみ奈さんは骨太で筋肉質な体型を持ち合わせている。そこがまた美しいカラダを表現している。自分の体型に自信があるからこそなのだろうと思うが、「私の整った体を堪能してくれ」と問いかけるような表情をしている。岩場に腰掛け、天を仰ぐポーズは自信の表れではないだろうか。最後の最後までふみ奈さんの表現に魅了されっ放しであった。写真はあと数枚掲載されており、オフショットとなっている。夜のタイを楽しむ自然体のふみ奈さんを見ながら「FLY HIGH」の鑑賞を終えた。
以上で写真集は終了となる。
写真集の帯に次の文言が書かれていたので紹介したい。
「鈴木ふみ奈デビュー15周年。美しいカラダが今、羽ばたく。」
この言葉こそが今作の見どころポイントである。
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すでに筆者はふみ奈さんの芸術に圧倒されている。来たる3月2日には秋葉原で行われるグラビア専門雑誌「gra fan Vol.2」の発売イベントに同誌の表紙を飾ったふみ奈さんがゲスト出演し、ふみ奈さん本人による雑誌のお渡し会と撮影会が開催される。ふみ奈さんの芸術に圧倒された状態のままで、初めてのふみ奈さんとの対面に緊張度が増している。その緊張をふみ奈さんが全て吹き飛ばしてくれるかもしれない。
恐れず、一歩前へ、高く羽ばたけ!
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