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日本は外国人観光客でいっぱい。しかし温泉旅館は廃業する。
というタイトルで、2015年9月にブログをスタートしました。あれから9年が経ち、日本の主要都市の様相はさらにすすんで外国人でいっぱいになっています。
「昨年は世界各国から多くの観光客を迎え、都市部でのホテルの宿泊料金の高騰や、ホテルの建設ラッシュや開業も始まっており、大きな経済効果をもたらしています。
一方で、お正月を温泉旅館で過ごす方も多いのかと思いますが、地方の温泉旅館の多くは、とても厳しい経営状態にあります。
日本人が愛してやまない温泉を、廃れさせないためにも自分にできる事をすこしでも取り組んで行こう、と言う何気ない動機ですが、厳しい経営を強いられている温泉旅館のオーナーの方に少しでも役立てればと思い、これまでのマーケティングの経験や知識を伝えられればと思っております。
「変なホテル」は、一年後どうなっているのでしょうか・・・」
という内容でしたが、「変なホテル」は今でも出店は進んでおりますが、温泉旅館はというと、コロナ禍を経て大きなダメージを受けた中、今度は事業継承ができずに廃業していく時代となっています。その時代に適合していく難しさを多くの旅館オーナーは感じているのではないでしょうか。
これから、以前ブログで書き綴ってきた記事を新たにここで投稿していくつもりですが、今や、星野リゾートをはじめ大江戸温泉物語や共立リゾートなどの巨大チェーンも生まれる時代。しかし、中小の温泉旅館の運営と巨大チェーンの運営とは明らかに違っており、まともに競争できるものではありません。日本の温泉文化は、地域資源である温泉を多くの人が利用してきた中で生まれた文化であり、そこにある温泉旅館の一つ一つがその歴史をつないできた主役です。そこには他にはない風情やおもてなしがあり、ご主人と客人との関係の心地よさを楽しめたり、その土地ならではの食材を使った郷土料理や地酒を楽しむ食事や、体によい源泉を存分に楽しめる趣向をこらした浴場など、それぞれ独自のサービスを提供しています。
多くの日本人は温泉旅館で原体験に近い経験をしているといっても過言ではないと思っており、そういった記憶が過去のものにならないようにこれからもそんな温泉旅館を応援していきたいと思い、旅館活性化研究会を立ち上げました。
2025年の春には、そんな温泉旅館の「困った」を解消するためのWEBサイトも立ち上げる予定です。
是非、これからの投稿を閲読いただければ幸いです。