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【DIY】動く書斎(キャンピングカー)に話題のアレをつけてみた!!

どうも、和尚です。
09月のシルバーウィークはどう過ごされましたでしょうか?

今年の夏は酷暑と言っても過言ではない暑さでエアコンは
フル回転だったかと思います。特に真夏の車旅ではエアコンがないと
車内で快適に過ごせないどころか熱中症のリスクが増大します。
日中車内でエアコンをフル回転するとどうしても電力量が増大します。
エアコンは6畳1間の場合最大1,500W近い電力を消費し
室内の温度が安定すると平均400~500Wを消費すると言われています。
拙僧の動く書斎(キャンピングカー)には1,280Whのリチウムイオン
バッテリー2本(2,560Wh)を並列で繋げています。このバッテリーは
室内の照明のほか、冷蔵庫、テレビ、電子レンジ等で使用しており
そこにエアコンをつけるとどうしても足りません。
またエアコンを動かしながら電子レンジやドライヤー等の高電圧の
家電を動かすと過電流を起こしてブレーカーが落ちます。
バッテリーの増設も考えましたが、サブバッテリーシステムに障害が
起きた時のバックアップを考慮し、電源の多重化にすることとし
サブバッテリーシステムとは別のシステムを導入することにしました。
そこで目をつけたのがEcoflowのAlternator Chargerです。


Edcoflow Alternator Chargerとは?

Ecoflow Alternator Charger

これは車のメインバッテリーに繋ぎ、Alternator Chargerを介して
ぽた電を充電する機器です。これまでシガーソケットでぽた電を充電する
方法しかありませんでしたが、これは最大800W出力ができ急速充電が
可能です。さらにぽた電からメインバッテリーに逆充電することができ
バッテリー上がりを回避することができます。

Ecoflow Alternator Chargerの配線例

サブバッテリーへの接続は?

Ecoflow Alternator Chargerは走行充電によりぽた電を充電する機器ですが
サブバッテリーの接続も可能です。事例としてキャンピングカービルダーのVantechとEcoflowが共同で鉛バッテリーでの接続が紹介されています。

最新のキャンピングカーではサブバッテリーにリチウムイオンバッテリーを
導入しているものがありますが、高価なため鉛バッテリーを導入した
キャンピングカーも販売しています。
鉛バッテリーはリチウムイオンバッテリーに比べて安価ですが
重くて使用電力量が少なく、使用期間が短いというデメリットがあります。
特に電力量に関してはこのAlternator Chargerを使用することにより
使用電力量が増えると謳っています。この事例では鉛バッテリーを
使用していましたが、リチウムイオンバッテリーではどうなのか
疑問に思われた方がいると思います。そこで…

動く書斎のサブバッテリーに繋げてみた!!

はい、動く書斎のサブバッテリーに繋げてみました。
+(プラス)側はバッテリーの+端子に、ー(マイナス)側はセカンドシート下に
あるボディアースにつなげました。(青線で囲んだところ)

+(プラス)側接続
ー(マイナス)側接続

ここで接続時に問題が発生!!
+(プラス)側接続は問題なかったのですが、ー(マイナス)側ボディアースに
使用しているネジはシートベルトの接続を兼ねているため直径が
ー(マイナス)側のケーブル接続端子の穴より大きく入らなかったのです。
そこでー(マイナス)側のケーブル接続端子の穴をニッパー等で大きくして
なんとか繋げることができました。
またAlternator Chargerはエントランス左の靴収納の上に置きました。

Ecoflow Alternator Charger設置場所

あとはAlternator Chargerとぽた電を繋ぐだけですが、対応のぽた電は
Ecoflow製品のものだけですので、サブバッテリーの電力容量とほぼ同じ
Ecoflow Delta Max 2000(2016Wh)を入手しました。
Delta 2 Maxでも良かったのですが予算の都合でDelta Max 2000にしました。

早速検証してみた!!

サブバッテリーからぽた電に充電!!

接続は終わったので早速検証してみました。
スマホアプリから充電モードを「充電」にし、作業開始のスイッチを入れて
開始してみました。そこで「あ、エンジンかけないと…」と思い運転席に
行こうと思った時に事件が置きました。それは…

スマホアプリでの充電モード

いきなり800Wで充電を始めました。当初エンジンをかけないと
充電しないと思ってたのですが、エンジンをかけなくてもぽた電に
充電することができました。これは意外な発見でした。おそらく
サブバッテリーが13Vを超えていたために充電が開始したと思われます。

ぽた電からサブバッテリーに逆充電!!

今度はぽた電からサブバッテリーに逆充電してみました。

スマホアプリでの逆充電モード

こちらも問題なく逆充電しています。Alternator Charger本体では充電時は
緑の点灯になりますが、逆充電では白の点灯になります。

逆充電モード時のAlternator Charger本体

走行時のぽた電充電!!

さらに走行時にぽた電を充電してみました。
距離はおよそ21kmの一般道で速度は平均60km/hで行いました。
こちらも問題なくぽた電に充電しましたが、サブバッテリーが100%->77%に
減少しました。おそらくEcoflow Alternator Chargerからぽた電への
電力量が大きいため、サブバッテリーの走行充電器からの発電量では
追いつかないためかと思います。

Ecoflow Wave2を繋いだ状態でのぽた電充電!!

EcoflowのポータブルエアコンWave2とぽた電(Delta Max 200)を直流接続しぽた電を充電してみました。
こちらでは充電しませんでした。
これにより、ぽた電を充電しながらWave2を使う場合ぽた電とWave2は
AC接続しないといけないようです。

検証のまとめ

  • サブバッテリー(リチウム)につなげた場合、状況によりエンジンをかけなくても充電することは可能です。

  • ぽた電からサブバッテリー(リチウム)への逆充電が可能になったことで双方で電力量の融通ができる。

  • 走行時のぽた電充電は可能だが、サブバッテリーの走行充電器の発電量が追いつかず、サブバッテリーの容量が低減します。

  • ぽた電(Delta Max 2000)とWave2を直流接続した状態でぽた電に充電することはできません。

最後に…

以上「話題のアレをつけてみた!!」のご紹介でした。
これまでAIドラレコやバッテリー残量計の設置でサブバッテリーの配線を
いじった経験があり、かつ配線の状況が見ただけで大体把握できていたため
拙僧自ら設置してみました。知識があれば簡単に設置できますが
知識がない状態で行うとサブバッテリーシステムに障害を引き起こす
おそれがあります。設置に自信のない方は電装関係の事業者もしくは
キャンピングカービルダー等に工事委託することをお勧めします。

設置してみて車内の電力に関して多少の不安は軽減したと思っています。
今後しばらく動作状況を確認しながらさまざまな対応していこうと
思っております。
合掌。🙏

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