全国の宿泊施設へ。STORESの「電子チケット」で未来で使える商品券を販売しよう。
新年度が始まったというのに、世の中の空気はどんよりしてます。
僕の関わっているゲストハウス「MARUYA」と「ロマンス座カド」でも、今日からGW明けまでの【自主休館】を発表させてもらいました。
関東圏からの観光客の多い熱海という地域性、ゲストハウスという人の交流の多い施設の特異性、そして、心の底からゲストを歓迎することが出来ない状況など、様々なことを加味しての苦渋の決断でした。
先月から運営する 株式会社machimori の「まちやど事業部」にジョインしていることもあり、実を言うと今回の決定をしたミーティングにも参加していましたが、正直なところ他の選択肢はなかったです。
(休館することよりも、休館期間はいつまでにするのか、近隣の旅館ホテルなどへの影響はないか、休館中のスタッフの精神的なケアをどう考えるかなどを考えることに時間を使って議論しました。)
おそらく今後、ほとんどの宿泊施設において自主的な閉館を決断されることになるだろうと思います。
一昨日の夜には「「臨時休業」を選んだ宿泊施設と、それぞれの経営的な対応策をまとめてみた。」という記事を書きましたが(実はこの記事がアップされた段階ではすでに結論は出ていた)、すでに臨時休業を決めた施設も少なくありません。
ただ、やはりその決断には「経営面の懸念」が付き纏うのも事実です。いつまで移動の自粛が続くかもわからない状況の中、どうやって会社を存続させていくか、頭を悩ませるところだろうなと。
そして、多くの宿泊施設がまず最初に検討するのは「ネットショップ(ECサイト)」を立ち上げるというアイデア。おそらく念頭には『BASE』を思い浮かべている方が多いのではないかと思います。
ただ僕はあえて、対抗馬の『STORES.jp』で立ち上げることを推奨したい。今このタイミングでECサイトを作るなら、絶対に STORES にすべきです!
なぜなら、STORES.jpは無料で「電子チケット」が発行できるから。
「電子チケット…?」
と思われるかもしれませんが、要するに【デジタル商品券】です。
図書カードとかデパートの商品券みたいな用途が限定された擬似マネーを、コストゼロで販売(発行)できるんサービスがSTORESの無料プランには含まれています。(正確には決済手数料が「5.0%」だけかかりますが、それでもOTAの決済手数料よりも断然お得です…!!)
なぜ「電子チケット」を発行すべきかというと、
今回のコロナ騒動は、施設側・運営側のサービスの質によってお客さん(ゲスト)が来なくなって経営が困窮しているわけではなく、あくまでも不可避の外的要因によって強制的にお客さん(ゲスト)の移動が制限されたことで引き起こされている状況であり、時期の明言はできないものの、遅かれ早かれ移動の制限が解かれる日はやってくるわけです。
であれば、その「お客さんの移動が制限されている期間」だけ耐え忍べばよくて、その耐え忍ぶためのキャッシュを未来のお客さん(ゲスト)から先払いしてもらえる仕組みを作っておけば、生き残れる可能性は上がります。
しかもこれは、お客さん側にもメリットがある話だとも思っていて、
宿泊施設のファン、もしくは将来行きたいと思っている人にとっては、困窮している状況になんとか手を差し伸べたいけれど、現地に行かないとお金を落とせない仕組みしかなければ、手の差し伸べようがないわけです。
そんな気持ちを届ける仕組みとしても、未来で使える「電子チケット」が購入できるのは嬉しいはず。もっと言えば、精神衛生上にも良い効果があるだろうなと。
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ただ、「電子チケット」を販売することに懸念がないわけではありません。
たとえば、【売上の前借りで将来的な経営が圧迫されるだけ問題】を指摘する人もいるでしょう。もちろん、単純計算をすれば未来の売上を前倒ししているだけに思えるのも当然です。が、視点を変えて考えると、未来のプロモーションコストを下げられる効果があると見ることもできます。
つまり、頑張っても予約の入るわけない今このタイミングで未来の顧客(予約)を獲得できれば、事態収束後一斉に始まる顧客(予約)の獲得合戦に一歩リードした状態で突入できる。これはただただメリットです。
また、心理学的にも「人は支払いの回数が増えるほど金銭的負担を感じにくくなる」という効果があるので、このタイミングで電子チケット(商品券)を購入してくれたお客さんは、実際に宿泊するときに「せっかくだから」と普段より高いプランを使ってくださる可能性が高くなります。その意味でも、将来の売上を先食いしているだけでなく、しっかりと経営的なメリットも生んでくれるはずです。
他にも、【有効期限をいつからいつまでにするか問題】も考えられますが、状況が刻々と変わる状況はみなさん理解しているところだと思うので、購入前の段階で「状況次第で変わる可能性があること」は伝えておけば、もし利用開始できる時期がズレた場合には「物理的なチケット」を送付するなどの対応に切り替えることも可能です。(もちろん手間は増えますが)
そのあたりは宿泊業のホスピタリティを発揮すればコミュニケーション次第で解決できる部分じゃないかなと。
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長々と説明してしまいましたが、この苦難のときに宿泊施設がネットショップを立ち上げるなら、グッズなどの商品を販売するだけでなく、未来で使える商品券(電子チケット)の販売も検討してもらえたら嬉しいです。
無料サービス『STORES.jp』であれば、電子チケットに加えて普通の商品を販売するECサイトとしても併用して使えます!
イメージが沸かない人は、このたび立ち上げたばかりの「machimori ONLINE SHOP」を参考に覗いてみてください〜
≫ 「machimori ONLINE SHOP」で未来に泊まれる宿泊券を購入する
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というわけで、今日の記事は以上です。
うまくまとまらない文章になってしまったので、また違う形で紹介していけたらと思います。
では、またあした〜!
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