![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/9314428/rectangle_large_type_2_abf681c9a5c22db953640ad491875c08.jpeg?width=1200)
気づいているか、いないかだけで、人間はみんな漫才師である。
小説「火花」を読みました。芸人のピース・又吉直樹さんの芥川賞受賞作品で、舞台として熱海が登場することでも知られています。
読むまではちょっと侮ってました。さすが芥川賞作品。素晴らしかった。
売れない芸人の物語なんだけど、世の中に何かを生み出そうとしている人(おそらくnoteでクリエイターと呼ばれる人全員)の胸には確かに刺さる言葉が詰まっています。印象に残った文章を引用しておきますね。
好きな事やって、面白かったら飯食えて、面白くなかったら淘汰される。それだけの事やろ
お前の言葉で、今日見たことが生きているうちに書けよ。
気づいているか、いないかだけで、人間はみんな漫才師である。
この壮大な大会には勝ち負けがちゃんとある、だから面白いねん。でもな、徳永、淘汰された奴等の存在って、絶対に無駄じゃないねん。一回でも舞台にたった奴は、絶対に必要やってん。これからのすべての漫才に、俺達は関わってんねん。徳永が、面白い事、10年間、考え続けた訳やん。ほんで、ずっと劇場で、人を笑わせてきた訳やろ?
特に、終盤の30ページほどは一気に読まされました。引き込まれるように、自分のことかと錯覚するように、火花の世界観に入り込んでいった。この感覚は久しぶりに味わった気がします。
中でも、印象的だった一文がタイトルにもした『気づいているか、いないかだけで、人間はみんな漫才師である』という部分です。
死ぬまで「ブロガー」なんですか?
今日は発足したばかりの熱海写真部の第1回の活動日で、熱海の街中を舞台に撮影をしながらぶらり歩いてみました。
ストーリーのある写真を撮ることをテーマにしていたので、「小説火花を手に熱海を散策する女子」をひとつの軸に撮ってみたりして。(これらの写真たちの紹介はまた後日まとめます)
そんなフォトツアーが終わったあと、ご飯を食べている時に「りょうかんさんはずっと死ぬまでブロガーを続けるんですか?」と質問をされたんです。
一瞬ドキッとして冷や汗を書き、緊張しつつも、「せやな。ブログって“ウェブログ”の略だから、その意味ではずっと死ぬまで続けていくんやろな。」って答えたんだけど、これが我ながら真理に近い答えな気がしてて。
発信の仕事がしたいとか、文章を書くのが好きだとか、広報PRの仕事に向いているとか、そんな些細なことはどうでも良い。ただ僕は、『ウェブにログを残し続ける人生』を送り続けたいんだなと。
火花の中で神谷が徳永に対して「俺の伝記を書け」と伝えるシーンがあるけれど、僕は自分で自分の伝記が残るように生きてきた跡を残していきたい欲求が強いんだと思います。
だから。もし職域が変わったとしても、(アフィリエイトやまとめ記事みたいな商業記事じゃなく)感じたことを書き残していく毎日投稿は、ずっと辞めたくない。
ま、“伝記”がなんたるかは、知らないけどね。
2019年は小説を書きたい。
火花は、出版されてから今年の3月で4年が経つらしいです。4年経っても感動させられる作品を世に残せるって純粋にすごい。
中学生の頃はひたすら小説を読み漁り、大学の頃には自分で短編小説を書いてた時期もあるんです。(恥ずかしすぎて世に出せないけれど)
大学を卒業してからは小説から遠ざかっていたけれど、28歳にして再び小説熱が高まってきている感じがします。周りの知人たちの中でも小説を書くブームがきている気配もある。
2019年のやりたいことリストにも「03.小説を書いて発表する」と書いたから、今年は小説イヤーにしていこう。改めて決意を固めました。
違う世界に浸って感動できる瞬間を、今年は何度つくれるだろうか。今から楽しみです。
明日もまた良い日にしていきましょう。
では、またあした〜!
おまけ:熱海写真部が発足しました
チラッと触れましたが、熱海の若手カメラ好きで「熱海写真部」を発足させました。部員は随時ゆるく募集、月イチぐらいのペースでフォトツアーを開催しながらゆるやかにカメラコミュニティを醸し出していけたらなと思ってます。
今回の活動報告などはまた後日しっかりまとめますが、興味ある人はぜひご連絡ください。
というわけで、おまけゾーンでは今回の参加メンバーの集合写真を載せておきます。
ここから先は
¥ 100
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
サポートしていただいたお金は、CAMPFIREパートナーの認知を広め、より多くの人にクラウドファンディングを安心して利用してもらうための活動資金として使わせていただきます。