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シンガポールの発展は「金融政策だけじゃない」と感じた理由。【良寛まちづくり視点】

この記事は、2022年4月10日から5月25日まで東南アジア5カ国を巡った筆者が、滞在した街を「まちづくり視点」で分析するシリーズ企画です。


東南アジア滞在中、合計9日間ほど「シンガポール」に滞在しました。今回が初海外渡航だった僕にとって、初めての異国の地がシンガポールでした。

有名なマーライオン像

シンガポールと言えば、2021年の1人当たり名目GDPランキングで世界5位となる「72,795米ドル」を記録するなど、現在アジアで最も経済発展していると言われている国です。(参考:日本は 39,340米ドル で世界28位です)

面積は約720㎡で東京23区と同じくらいの広さ。そこに千葉県の人口と同程度の約570万人が住んでいます。

主要産業は、金融ビジネスを含むサービス業が中心です。意外なことに、エレクトロニクスやバイオメディカルなどの製造業もGDP割合で20%ほどを占めているそうです。


一般的には【 富裕層が税金対策で行く 】【 金融業で発展した国 】、あとは【 ゴミを捨てると罰金の取られる綺麗好きな国民 】みたいなイメージが強いんじゃないかなと思います。僕自身、渡航前はそんなイメージを抱いていました。

シンガポールの街並み

ただ、実際に訪れて街を歩いてみると

・東京が霞むぐらいに経済的に豊かな国である
・金融業だけで経済発展したわけじゃなさそう

ということを肌で感じることができました。特に、僕自身が大学時代から携わってきた「まちづくり」の目線で見たとき、シンガポールの地域経済は素晴らしいと感じました。

せっかくなので、自分の気づきをアウトプットする意味でも「シンガポールの経済発展は金融政策だけで成し得たわけではないと感じた理由」をまとめてみようと思います。

P.S.
今後「フィリピン編」「ベトナム編」「マレーシア編」「タイ編」の計5本を執筆公開予定です。こちら全記事300円にする予定ですが、全記事まとめ読み出来るマガジン(780円)を作っております。お得に読みたい方はこちらもどうぞ。



■ シンガポールの「地理的」な3つの強み

まずは、一般論としてシンガポールの地理的な強みをまとめてみます。この強みがシンガポールの経済発展にも大きく影響してると感じています。

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