『ゆっくり小泉八雲』衣装譚5
こんにちわ。香月椋羽です。
さて。衣装譚もそろそろ大詰め。
1番私が頑張った衣装。
「ハク」と名乗る人物。の衣装です。
きっと長くなります。思い入れが強いのです。
ボトムスにも柄があります。
ハクは、1番いかがわしくあれ。
と、思っていました。
「うわー変な人が窓から来たよ。」
というインパクトに全てをかけていました。
最初は黒の着物地で作ろうと思っていて。
この袴風パンツに合う感じで。
こんな感じにしようかと演出に見せたら。
『白と黒で作って欲しい』
との依頼が。
貘なので。
人の形をとっても。
どうしても白と黒になってしまうのがハクのうっかりさんなところ。
ならばと思い。
我が家にあった着物を使って作りました。
ベストとボトムスとリボンは着物地で作られています。洋服を和のものである着物で作る。
それは私が売りにしたいと思っていることなのですが、それ以上に、「外国でもない。日本でもない。」という八雲の夢の象徴であるような衣装にしたかったためです。
なので形は整わない感じをイメージして。
左右で見え方が違います。
右側から見ると女性らしい柔らかなフォルムが。髪も右側に色々集まってます。ちょっと不思議な装い。
左側はすっきりとした印象。表と内側にポケットがありました。左半分は八雲と色違いな感じですね。
実は大切だったのが、ハーフグローブと、ヒールタイプではなくフラットな底のブーツ。
これらの役割は【蹄】です。貘なので。蹄いります。
貘の蹄は馬みたいにフラットでは無いのですが。なんとなく、ペタッとしている印象があったので、ブーツもペタッとさせていました。
人への擬態が不完全なハク。それを表してました。顔はともかく、人間の手の感じも手袋に頼らないと作れないという・・・適当さ。それがハクでした。
本音を言えば。
思いっきり。今流行りの2.5次元舞台的な衣装を作ってみたくて。
趣味が炸裂したのですけど。
旋風計画の舞台なので限界があるので。
あり得る範囲の2.5次元。
カッコいいアイテムであるハーフグローブをあえて全く違う用途でつけていたのが旋風計画風です。【蹄】ですから。
という感じな衣装譚。
今後の使用予定が全く未定なハクのベスト。
でも。型紙から自分である程度作った完全オーダーメイドなので、大切にとっておこうと思います。
あと。こちらですね。
実はフードあったのです!!
演出に「いらない」って言われて隠しました。
でも、私物なので、こういうマント系はフードあった方が何かと重宝すると思ってつけて作りました。
急に。
「キリマンジャロの雪で、何か黒いの羽織って出てきて欲しいんだ。」ってざっくり言われたのです。
衣装として黒い布被るだけで許すはずがないだろう。一定の美しさを要求します。
女の子のポンチョの進化系ですね。布地はアムンゼン。裏地はありません。
全円形ですがポンチョのように下は丸くはしてません。
フードは女の子のポンチョよりも遥かに大きくしてます。死神のように顔を隠せます。
汎用性は高いので、大切に保管します。ハロウィンに使えそうです。
普段よりも写真増し増しでお送りしました。衣装譚。
次は番外編でも。
ではでは。
本日もお付き合いいただきありがとうございます。