多様性は "かさばる"し、海外の外食は高い│Vancouver Diary #01
5月10日:バンクーバーに到着!!
長時間のフライトを経て、バンクーバー空港に到着〜!Finally!
カナダは英語とフランス語、両方が公用語。ということで、交通機関の標識などでは両方の言語で内容を表記することが義務付けられています。空港でも、フランス語がきちんと書かれていました。一応ケベック以外では英語話者がほとんどらしいけど……。滞在中にフランス語ができないとダメなシーンに遭遇するだろうか。あと、中国語も書かれているのがすごいな。
平日のフライトだったのですが、荷物が多すぎるので叔母さんの家まで車で送ってもらうことに…今回部屋も無料で貸してもらえるし、こんなに恵まれている環境で何をお返ししたらいいのやら…。ありがとう…。
車に乗って最初に感じたのは、道と空の広さ。「でか!広ッ!」ってかんじ。(笑)ただ、バンクーバーは空き家率がかなり低くて、家賃も高いし、住むのが大変だとか。「あの地域はチャイナタウンで〜この地域はリトルサイゴンで〜」と次々出てくるあたり、本当に多国籍な地域なんだと感じる。空港から家まで車で走っていても "北米!" という景色が並ぶというよりは、中華料理が、ベトナム料理が、インド料理が連続で立ち並ぶ地域を、それぞれ次々通り過ぎていく感じ。普段から不規則な生活をしている結果(?)no jet lagで到着したけど、まだ日本から遠い国に来た実感がわかなくてふわふわとした気持ちで家についた。
仕事に戻る叔母さんを見送って、Netflixを見るとジブリ作品が並んでいて感動した。アメリカと日本以外では、ジブリ作品がNetflixで見れるんだよね。ということで、カナダに来たのに英語字幕で『千と千尋の神隠し』を見て涙しました。(笑)何度見ても名作である。
5月11日:多様性は "かさばる" し、海外の外食は高い
睡眠不足なのか、早速くよくよしている。オフラインで実施予定だった語学学校、「オンラインでやります」という通知が来て、「今更?」と思ってしまった。友達とかできなさそう!友達つくるのも大事な目的だったのに!
そうやって焦りながら、テレビをつけると全然聞き取れないことにも凹む。それなりに英語ができる気持ちで来たけれど、ネイティブの英語は全然違うなあ。まあ私という人間は、新しい環境に入ると最初は恐ろしく理想が高くて現実とのギャップにくよくよするタイプなので、そのうちこの気持も落ち着くだろうと思うけど。
時差ボケもないので仕事をしていたが、せっかく来たのだしランチくらいは外に出ようと考えて、1時間程度の散歩も含めて外に出てみることに。
ランチはオススメしてもらっていた『Burgoo』というお店へ。プチトマトとチーズがたっっっぷり入ったサンドイッチを頼んでみました。のどが渇いたので、パイナップルジュースも添えて。
ギルティ〜〜〜〜!!暴力的なチーズの美味しさが脳天にクる味。海外の食事は美味しくないっていうけど、全然美味しいやんか。
しかし、このセットにTip(15%,18%,20%から選べたが、英語ができずにダメダメだったのに優しかったから18%払った)をあわせて、3000円近くする。サンドイッチランチに三千円…。クッこれが海外の洗礼か…!(笑)イメージしていたとおり、店員さんが定期的に「なんか追加でいる?」「味はどうや?」とか英語で聞いてくるので、海外初心者である私は緊張しながら食べる。油断ならない。しかし、「話しかけられたらちゃんと答えなあかん!」と緊張する割に、話しかけられたら緊張して結局答えられるのは「So Good!」「Yes!」「Thankyou!」くらいである。情けないねえ。
スーパーやコンビニに立ち寄るのが大好きな人間なので、帰りにスーパーにも寄ってみることに。なんかスーパーの入り口が暗くて、開いているのかわからなかったわ。しかし、海外のスーパーは日本とは異なる商品があったり、商品の並べ方をしたりしているので楽しい。
とにかく驚いたのが、この牛乳の棚である。日本ではせいぜい牛乳って低脂肪牛乳か普通の牛乳しか無いけれど、なんか無数に種類がある。どれがスタンダードなのかさえ全くわからない。おそらく、好みや、ビーガンなどの食事スタイルや宗教観など様々なニーズがあってこんなに並べられているのだろうと感じたけど、同時にこれを日本でやったらどんだけスーパーの面積が必要なんだろう、と思った。多様性は "かさばる" 。悪い意味ではなくて、こうやって実際に様々なニーズに応えている現場を見てみると、日本でそれを採り入れる場合にクリアすべき課題が見えてくるなと思ったのでした。もちろん、誰もが牛乳を楽しめる環境が整っているのだから、それによる幸せの総量も "かさばる" ほど増えているわけだしね。
あとは、事前に読んでいた本にも出てきた『Ocean Wise』という取り組みがスーパーにも普通に普及してたのを発見した。
いただいたサポートは、次の記事を書くために使います!