Blackmagic eGPUをMacBook Pro 13inchで使ってみました
今までMacBook Pro 13inchを使ってYouTubeの動画編集をしていたのですが、4K60fpsの動画をPremiere Proを使って編集していると流石にカクカクしていて、効率が下がっていました。
そのため新しくBlackMagic eGPUを導入して、使ってみました。
デカい
スペック以外は特に調べずに購入したのですが、届いたときにあまりの大きさに結構びっくりしました。eGPUって基本的にグラフィックカードだけのはずなのですが、そこらへんのベアボーンPC よりも大きくて、机に乗せるときに思ったよりスペースを食いました。
結構静か
デカいだけあって冷却性能は必要以上にあるみたいで、動画の書き出しなど負荷の高い作業を行っても全然うるさくありませんでした。無音というわけではありませんが、注意して聞くとサーッと鳴ってるなという程度で、作業中も気になりませんでした。
また、GPUの処理が外部に移動したことで、MacBookの排熱も少なくなり、MacBookのファンの音が静かな場面が増えました。ファンの稼働時間が少なくなったことや熱が少なくなったこと、かかる負荷が少なくなったことでよりMacBookの寿命が長持ちするという効果も期待できます。
使った効果
正直買う前はグラフィックボード1枚でそこまで大きく変わらないと思っていたのですが、自分の使用環境ではものすごく導入した効果がありました。
まず本来の導入目的であった「Premiere Proでのカクツキの改善」ですが、4K60fpsの動画素材であっても、プレビューの品質を1/2にすれば全然カクツキませんでした。以前だと1/8に落とさなければ行けなかったので細かい部分の確認がしにくかったのですが、だいぶ確認しやすくなりました。ただ使用率を見ているとGPUにはまだ余裕のある感じで、メモリが足を引っ張ってるという感じでした。
あ、もちろん書き出し時間もすごく速くなりました。ただ自分は書き出す動画の本数は多くないので、そこまで重要視していません。
自分の中で意外だったのが、「Parallels Desktop」の動作改善です。以前だと時々もっさりした動作になる時があったのですが、驚くくらいサクサクになりました。どうやら4KモニターでWindowsを動かすとRatinaの設定のせいなのか解像度が約6000×4000になっているみたいで、そのせいで描画で足を引っ張られていたみたいです。
ということで、eGPUを導入したことによって作業がよりやりやすくなるといった恩恵を受けることができました。ただ、この効果に対して10万円が妥当かと言われると、正直微妙なところです。アップルが好きで好きでたまらないとか、仕事で使うからアップルストアで公式に売っている安心感が欲しいとかいう人以外だったら、他のeGPUボックスを購入した方が幸せになれる気がします。
(2019/05/26 追記)
2回に1回ほどの発生頻度ですが、Macの再起動に失敗します。再起動前のシャットダウンの際に、画面が乱れたまま固まるという症状です。一応再起動するために作業内容は保存しているので強制終了しているので問題ないといえば問題ないのですが、安定感のためのMacとBlackMagic eGPUなので、正直どうにかして欲しいです。