健康診断/得意な検査、苦手な検査
健康診断(人間ドック)に行って来ました。健康診断は、何十年も同じことを繰り返しています。やることはわかっています。しかし、健康診断の前は憂鬱です。
胃のレントゲン(一般的に難関)
健康診断に行くと言うと、周りからは「バリュームがんばって!」と言われます。一般的には、健康診断の難関はバリューム(胃のレントゲン)です。職場の仲間たちは、苦しんでいます。しかし、私はバリュームが得意です。抵抗なく飲み干すことができます。ただし、ここ数年は腰の調子が悪く、胃のレントゲンは、硬いベッドの上で体を回転させることが難儀でした。
胃のレントゲンの検査は、バリュームを飲んだ後、胃の粘膜にバリュームをまんべんなく定着させるため、硬いベッドの上で何回も回転しなければいけません。それも、右に回転してすぐに元に戻れと言われます。それを言われていると、辛くて辛くて腹が立ってきます。しかし、今年は昨年の手術のおかげで、順調に回転することができました。
ただし、体力の低下に伴い、胃のレントゲンの検査はきつくなります。検査では、ベッドが傾き、頭が下にさがります。そのとき手すりにつかまって自分の体を支えなければいけません。かなりハードな検査です。
お腹の超音波検査(私は苦手)
健康診断で私が苦手とするのは、お腹の超音波検査です。検査は、お腹にゼリーが塗られ、スーパーのレジにあるバーコードを読み取る端末でお腹をグリグリされます。そうやってお腹の中の写真を撮ります。途中、息を止めたりする程度で、あとは寝ていれば済んでしまう検査です。しかし、私はこれが苦手です。
この検査では、もう一つ要求されることがあります。検査技師に「体の力を抜いてください」と言われます。私は体の力の抜き方がわかりません。また、反対に、誰かが私の体に触れようとすると、体に力が入って体が硬くなります。
検査技師は、「体の力を抜いて楽にして」を繰り返します。そう言われてもどうしたら良いのかわかりません。栓を抜いたらプシューっと空気が抜けるように力が抜けてくれたら助かります。
私は、検査技師が動いたり、手の位置を変えるだけで「うっ」と声をあげてしまいます。その都度、検査技師が不安になっていました。
この超音波検査はだいたい5分で終わります。私は、15分もかかってしまいました。申し訳ありません。
バリュームで喉をうるおす
健康診断の順番は、最後に胃カメラです。検査室に入ると、ベッドの前に立って構えます。私は、ベッドの前に立った瞬間、脇に置かれたバリュームを飲み始めました。かけつけ一杯です。それを見た検査技師があわてて言いました。「まだ飲まないでくださーい」
検査技師は、バリュームが体内に入って行くところから見たかったようです。しかし、ことすでに遅し、私は風呂上がりに牛乳を飲むように胸をはってバリュームを飲み干し、喉をうるおしていました。
※写真は健診センターの窓からの眺めです。