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利用者のリクエストに応えて/はたおりを始める
卓上のはたおり機が届きました!
私は障がいのある人が利用する事業所を経営しています。事業所の中には、日中に何かを作ったり、下請け作業をする事業所があります。そこでは、作った物が売れると利用者の工賃になります。
工賃の楽しみ
利用者の中には、お金の価値を額面通りに理解できない人がいます。それでも、工賃をもらったら好きな物を買う、そういう楽しみを持っている人がいます。
たとえば工賃をもらったら、帰りに雑誌を買う、帰りに喫茶店に行く、コーヒーゼリーを買う、工賃を貯めて好きなアイドルのCDを買う、そんな感じです。
新しい販売を模索中
しかし、今年はコロナの関係でバザーがすべて中止になりました。思うように製品が売れず困っています。売る場所がないと、利用者の工賃が減ってしまいます。ネットで宣伝をしたり、口コミで販路を広げています。しかし、今は在庫過多の状況です。
写真は、今までのバザーの様子です。
売る機会がなく、在庫ばかりが溜まっていくのは悲しいです。同じ物ばかりを作り続けることはできないので、新しい製品作りに挑戦をすることにしました。
簡易はたおり機が届いた!
利用者の皆さんやご家族のお話を聞いたところ、はたおりをやってみたいというリクエストがありました。そこで、卓上でできる簡易はたおり機を買ってみました。そのはたおり機が今日、届きました。
男性の利用者が、段ボールを開けていると女性の利用者もやって来て、組み立てを始めました。
新しい製品が楽しみです。しかし、まだ組み立てが終わりません…。