マガジンのカバー画像

仕事のこと

573
運営しているクリエイター

2020年10月の記事一覧

Happy Halloween!!

Happy Halloween!!

今日は、ハロウインです。しかし、街は例年に比べて静かで着飾っていません。イベントが中止です。私の事業所も今年はイベントを行いませんでした。

私は、障がいのある人たちが利用する事業所を経営しています。事業所では、毎年、ハロウインの外出やイベントがありました。若い支援者たちが楽しい企画を考えてくれていました。しかし、準備期間がとれなかったったことや、事業所がせまく密になりやすいことで今年は中止になり

もっとみる
運転手さんの定年/長い間ありがとうございました

運転手さんの定年/長い間ありがとうございました

利用者の皆さんの送迎をしてくれている運転手さんが定年を迎え、今日が最後の勤務となりました。6年間、お世話になった運転手さんなのでとても残念です。

私は、障がいのある人が利用する事業所を経営しています。私の法人に限らず、障害福祉サービスでは、利用者の送迎が大きな課題です。送迎を希望する人はたくさんいます。しかし、送迎をしてくれる人が足りません。また、送迎を事業展開することにも悩みがあります。

もっとみる
音をたてないふるまい

音をたてないふるまい

事業所に来客があり、お茶を出したときのことです。学生のころにアルバイトで教わったことを思い出しました。私は、ファミレスで接客のアルバイトをしていました。そこでスーパーバイザーから「音をたてないで」と、何度も指導されました。

私は、障がいのある人が利用する事業所を経営しています。日中に来客が来ると、事業所の利用者がお茶を出してくれます。接客が大好きな利用者がたくさんいてくれるので助かります。

もっとみる
用事がないときに電話をするわけ

用事がないときに電話をするわけ

区内の支援者が集まり、情報交換やスキルアップをする会に参加をしました。その後半でグループワークがありました。テーマは「支援者(自分)がつまずいているケース」でした。司会者からは、モヤモヤしていることでいいです、という説明もありました。

私は、障がいのある人が利用する事業所を経営しています。日常業務は理事長です。そのため、一般的に言う「ケース担当」と呼ばれるかかわりはありません。いつも後方支援です

もっとみる
PDCAサイクルが働かない福祉事業

PDCAサイクルが働かない福祉事業

障がいのある人の外出をサポートする仕組みとしてガイドヘルパーというサービスがあります。一人で買物や病院に行くことができない人たちにとってはありがたいサービスです。しかし、絶対的にヘルパーが不足しており、サービスが行き届きません。さらに状況は、コロナ禍で悪化しています。

数字がゴミになっていますこのサービスを推進させるために、行政担当者と事業所やコーディネーターが会議をします。その会議では、行政に

もっとみる
名刺交換

名刺交換

朝、いつものように事務室で仕事をしていると、利用者の一人が話しかけてくれました。毎朝、必ず話しかけてくれる利用者です。

利用者「髙橋くん、髙橋くん」
私「おはようございます」
利用者「これ、はいっ」

利用者が、一枚の紙を私にくれました。そこには、その利用者の名前が書いてありました。それは、手作りの名刺でした。私はあわてて自分の名刺を取り出し、名刺交換をさせていただきました。

写真を撮らせてい

もっとみる
ポイントカードを使いこなす

ポイントカードを使いこなす

今の時代、買物をすると「ポイントカードをお持ちですか?」と、聞かれます。私が「持ってない」と答えると、「お作りしましょうか?」と聞かれ、それを断ると「簡単に作れますから」とか「お得ですよ」と、すすめられます。

私は、ポイントを貯めたり、使ったりするのが苦手です。同様に、広告を見て安い物を買ったり、割引券やダイレクトメールを使ったりすることにも気がまわりません。しかし仕事では、利用者のポイントや利

もっとみる
相手の立場に立つとは、

相手の立場に立つとは、

対人援助の仕事をするうえで、相手の立場に立つ、ということはたいせつなことです。しかし、相手の立場というのは難しく「相手の立場に立っているつもり」になりがちです。

話を聴くけど、そこに本音は…私は、障がいのある人が利用する事業所を経営しています。事業所は日中活動とグループホームがあります。定期的に事業所を巡回すると、利用者がいろいろな話をしてくれます。

何か、しゃべりたいことがある利用者は、私の

もっとみる
PHSが良かったなぁ…

PHSが良かったなぁ…

機械は、どんどん進化していろいろな機能がプラスされて、便利になります。しかしその反面、使いづらくなる人がいます。私は、ここ数日、利用者の希望で携帯電話の機種探しをしています。

私は、障がいのある人が利用する事業所を経営しています。本業は理事長業務です。しかし、さまざまな依頼が来ます。特に新しく必要になった支援について相談が来ます。今は、携帯電話を初めて持ちたい、持たなくてはいけない、そういう依頼

もっとみる
爪切り

爪切り

私の仕事の一つに「爪切り」があります。最近の私は、老眼が進んでいます。自分の爪を切るときも苦労します。特に足の爪はピントが合わずたいへんです。そんな私にとって、人の爪を切る支援は、かなり難易度の高い仕事です。

以前、爪切りは医療行為にあたるのか、という議論がありました。それについては、2005年(平成17年)に厚生労働省が提示した「医師法第17条、歯科医師法第17条及び保健師助産師看護師法第31

もっとみる
理事長で良かった…

理事長で良かった…

対人援助の職に就く者たちは管理職になることを嫌います。いつまでも現場の直接支援者でありたいと思います。パソコンに向かっているより利用者と向き合っていた方が楽しいです。私もそうでした。しかし、今では管理者・理事長という立ち位置にも慣れ「担当」と言われるケースを持っているときとは違う喜びを感じています。

私は、障がいのある人が利用する事業所を経営しています。今の社会福祉法人を作って15年が経ちました

もっとみる
怒っている人への言葉かけ

怒っている人への言葉かけ

利用者が突然、大きな声で怒りだすことがあります。原因がはっきりしていることもあれば、その原因が見つけられないことがあります。

私は、障がいのある人が利用する事業所を経営しています。日中活動は、10人から20人ぐらいのグループで活動します。グループホームは6人の人が生活をしています。一人ひとりの個性や意思を尊重した支援をこころがけています。しかし、集団行動であることは否めません。

利用者が怒りだ

もっとみる
常に「場」を見る

常に「場」を見る

ご年配の男性が読書をしていました。そこに通りがかりの支援者が声をかけました。
「〇〇さん、なに、読んでらっしゃるのですか?」
しばらくして交代で出勤した支援者がその男性に声をかけました。
「〇〇さん、本、読んでらっしゃるんですか?」
また別の支援者が通りかかってその男性に声をかけました。
「〇〇さん、その本、おもしろいですか?」

私の知人が高齢のデイサービスでアルバイトを始めました。その知人から

もっとみる
「危ないから…」vs「一人がいいです」

「危ないから…」vs「一人がいいです」

利用者と支援者の外出を見ていると、鬼ごっこになっているときがあります。また反対に、がっちり手を握られて密着しているときもあります。

私は、障がいのある人が利用する事業所を経営しています。私の法人の事業所も、活動の一つとして利用者と一緒に買物に行ったり、一般交通機関を使って外出をします。また、利用者によっては、ガイドヘルパーを使って自宅と事業所の間を行き来する人がいます。

ガイドヘルパーと一緒に

もっとみる