2019年8月の記事一覧
建設に反対する本当の理由
定期的に地域の方々とお話をする機会を設けています。お話をしていると福祉施設に対する誤解、地域の人たちの考え、私たちが気付かずに迷惑をかけていることを知ることができます。
福祉施設を作ろうとすると、その地域から反対運動が起きることがあります。そのとき、福祉関係者は、地域の理解が足りないと結論付けることがあります。しかし、お話をうかがっていくと必ずしも理解がないということではありません。いくつかの話
ストレングスと正の注目
2日間の研修終え、ひさしぶりに職場に顔を出すと、たくさんの利用者が私のことを待っていてくれました。前日に、明日は研修でいないということは伝えてありました。しかし、当日になると、髙橋はどうしていないんだと、という話になったとのことです。
また、ある利用者からは、研修中にもメールをもらいました。
利用者「髙橋、なんじに来る?」
私「ごめんなさい、今日研修だから、行かない」
利用者「どうして、明
スーパーで流れる音楽
利用者が突然、不思議な歌を歌い出すときがあります。
「げんげん元気、げんげん元気、ドクターはつめい、オーマイドクター元気」
他にも「ボイン、ボイン、5ばい、5ばい」
正しくはポイント5倍の歌なので、「ポイン、ポイン」だと思います。「ドンドンドン、ドンキー」というのもあります。
これは全部、スーパーで流れているBGMです。どの曲もお客さんの耳になじむよう、とても良くできています。音楽が大好きな
グループホームがひっそり…
お盆休みの中のグループホームは静かです。多くの人が実家に帰省しています。
障がいのある人たちが生活しているグループホームの契約は、一般のアパートなどを借りるのに似ています。それぞれの部屋ごとに契約を交わします。家賃は一棟の家賃を利用者で頭割りをします。それ以外は、食費と光熱水費の実費を各自が払います。
私たち経営する法人は、障がいのある人たちが利用した分だけを県に報酬として請求することができま
支援者同士のあいさつと利用者へのあいさつが違うのはなぜ
支援者の日常を見ていて不思議に思うことがあります。
たとえば朝のあいさつです。
支援者同士では「おはようございます」とあいさつをします。しかし、利用者には「おはよう!」とあいさつをします。
支援者に理由を聞くと「考えたこともなかった」と言います。でもそれは怖いことです。知らず知らずの内に分けています。
また、ある支援者は、利用者からあいさつをしてくるのを待っています。その理由を支援者に聞く