2019年7月の記事一覧
忘れられない、夏の失敗
忘れられない、忘れてはいけない失敗があります。
私は福祉の専門学校を卒業して、小規模作業所の職員として雇用されました。当時、その作業所では障がいがある人と一緒に無農薬の野菜を作っていました。専門学校を卒業したばかりの私は誰よりも下っ端で、利用者の皆さんから農作業のイロハを教わっていました。
私がその作業所で正規職員としてお世話になるのと入れ替わりに、一人の女性利用者がその作業所を退所して一般企
「しない」という支援、そのための約束
障がいのある方の支援をしています。もう30年以上も経ってしまいました。何年続けていても、ついおろそかになってしまうことがあります。大事なことを忘れないためにここに書き留めます。
私たち支援者は、支援計画を作成し、支援計画に基づいて障がいのある利用者の支援をします。利用者の希望を聴き、それを書面にしてチームでぶれることなく支援をします。
支援計画は支援者間の共通認識だけでなく、利用者と支援者間の
相手の関心に関心を持つ(メル友編)
03月19日のnoteにメル友ができました、という記事を書きました。今でも定期便や事務連絡、不思議な連絡のメールをもらいます。
定期便は、毎朝6時の「おはよう」と、22時ごろの「おやすみなさい」のメールのやりとりです。周りからは「恋人同士か!」っと突っ込まれています。
事務連絡は、日中活動の持ち物の確認であったり、「明日、歯いしゃ、しことやすみ」などの日中活動に関係する連絡です。
不思議な連
仕事の重みを再認識する日
今日は年に一度のご家族向け事業説明会がありました。法人のサービスを利用してくださっている方々のご家族や代理人向けに事業報告や事業計画、決算報告、福祉制度の動向などをお話しました。
日本の障害福祉サービスは、障がいのある方のご家族の働きで開拓され発展してきました。高度経済成長期は税金が大量投入され、福祉施設がたくさんできました。しかし、高度経済成長の終焉とともに国は、障がいのある方は、まず家族やそ
皆さんにいたわっていただいています。
先日、活動中につい腰をかばうような仕草をしてしまいました。それ以来、利用者の皆さんがとても心配して気にかけてくれます。
利用者「痛いの?」
私「うん、ちょっとね」
利用者「痛風?」
私「ちがう、腰痛」
利用者「病院は?」
私「行ったよ」
利用者「薬は?」
私「飲んでる」
利用者「(湿布は)貼ってる?」
私「貼ってない」
利用者「どうして?」
私「かゆくなっちゃうから」
演出することが仕事かもしれない
私が、Topに使っている画像について、「面白い!」という声をいただきました。ありがとうございます。私がTopに使っている画像は、私が経営する社会福祉法人クローバーの利用者が描いてくれた絵を、アプリを使ってTop画用に加工したものです。今日は利用者が描いてくれた絵をたっぷりお届けします。
使用している絵は描き方が2種類に分かれます。
一つは、作品展用に描いた絵です。これは比較的最近の作品で、画材