2019年5月の記事一覧
話を聴く専門家/傾聴ボランティア
今年度から傾聴ボランティアが来てくれています。
私がちはる塾で研究の勉強をしたことで、福祉サービスを利用されている方々が望むサービスとは何かということを考えるようになりました。
たとえば、日中活動を提供する事業所では、利用者の皆さんがそれぞれの力を発揮できるプログラムを用意します。楽しんで取り組んでいるように見えます。でも本当にそれで満足しているのでしょうか。そんなことを考えるようになりました
【人権について】ドレッシングは誰がかけるのか
障がいのある方の支援をしています。もう30年以上も経ってしまいました。何年続けていても、ついおろそかになってしまうことがあります。大事なことを忘れないためにここに書き留めます。
人権は意識していないとすぐに落ちてしまいます。また、人権を意識するポイントは生活、支援のあらゆる場面に存在しています。たとえば食事のこんな場面にもポイントがあります。
サラダにドレッシングをかけます。私たちはある程度の
失敗から立ち直る力を身につける権利
障がいのある方の支援をしています。もう30年以上も経ってしまいました。何年続けていても、ついおろそかになってしまうことがあります。大事なことを忘れないためにここに書き留めます。
私が経営している社会福祉法人は社会福祉法人の中でも小さな社会福祉法人です。制度が変わる前は「小規模法人」と言われていました。もっとさかのぼると始まりは障がいのある方のご家族が自主的に始めた「地域作業所」でした。横浜には地
笑顔の向こうにある哀しみや辛さに気づこう
障がいのある方の支援において利用者も支援者も笑顔でいることは絶対条件です。しかし、支援者は利用者の笑顔を勘違いしていることがあります。さらにそれが人権侵害になってしまうことがあります。多くは次の2つです。
支援者が誤解している利用者の笑顔
・支援者が怒っているから笑顔をつくっている
・その場の雰囲気で苦笑いをしている
支援者の言葉が、100%利用者に届いていると思っているのは支援者の自己欺瞞
「働き方改革」は難しい
福祉サービスを提供する事業所において支援者(従業員)の長時間労働と休憩時間の確保は大きな課題です。
障がい者支援の事業所では同性介護が原則です。行政からも同性介護をするように指導を受けています。しかし、そのとおりに事業を実施すると労働法を順守することができません。
小さな事業所は、支援者が2人か3人です。たとえば支援者の男女比が男2人、女1人だとします。そうすると女性職員が休憩している間は女性