2019年3月の記事一覧
利用者さんの呼び方について その3(最終回) ニックネームで呼ぶ
一昨日、昨日に続いて、障がいのある方が利用する事業所における名前の呼び方について考えます。
まず、○○ちゃんと呼んだり、呼びすてにすることがなぜ問題なのかという点について書きました。問題なことは支援者が意識していないところで利用者さんを傷つけてしまったり、操作してしまっていることです。さらに、〇〇ちゃんと呼んだり、呼びすてにする方が良い関係が築けると思っていることです。
次に、社会的な視点や、
利用者さんの呼び方について その2 やっぱり「さん」で呼ぼう!
昨日に続いて、障がいのある方が利用する事業所における名前の呼び方について考えます。
昨日は、○○ちゃんと呼んだり、呼びすてにすることはなぜ問題なのかという点について書きました。問題なことは支援者が意識していないところで利用者さんを傷つけてしまったり、操作してしまっているところです。さらに、〇〇ちゃんと呼んだり、呼びすてにする方が良い関係が築けると思ってしまっていることです。
ときどき、利用者さ
利用者さんの呼び方について
障がい福祉サービスを提供する事業所においては、利用者さんのことを、名前で「○○さん」と呼ぶことが奨励されています。以前は、〇〇ちゃんと呼んだり、呼び捨てで呼んでしまうことがありました。今は一般的ではありません。しかし、事業所においてはなかなか統一できずにいます。またいろいろな議論がされています。
支援者の言い分では、「ちゃん」や「ニックネーム」、「呼びすて」の方が親しみがわく、親近感がある、仲間
感情は対処行動を実行するときのきっかけ
以前、早稲田大学、中野エクステンションセンターのアドラー心理学講座で、感情は、自分の仮想的目標がかなえられないとき、その対処行動を実行しようとするときのきっかけとして発動させると学びました。
言葉によるコミュニケーションが難しい利用者さんがいます。その方々の意思を確認するのはとても難しいことです。そのときに注目するのが感情です。しかし、利用者さんが感情的になると支援者はあまり良い顔をしません。
季節に合った服を着る
今日は午後から急に暑くなりました。朝と帰りの天候が大きく変わり、ちょっとした困りごとが起きました。
私の事業所の利用者さんの中には季節や気候にあった服を選ぶことが苦手な方がいます。“これを着たい”という思いが強くなってしまうことがあります。ある利用者さんは毎日、同じ服を着たいとのことで、毎日、洗濯して乾燥機で乾かしているといいます。
また、今日は雨が強かったので朝、雨具を着てきました。朝、着て
【Passage】畑を耕す
アドラー心理学を基本とする子育ておける親の育成プログラム、パセージでは親と子がより良い関係を築くまでの準備段階を「畑を耕す」と言います。土が固いと鍬を入れても入らないし、固い土だと種をまいても芽が出ません。
少し前のことです。私も十分なサポートができず、利用者さんにも支援者にも辛い思いをさせてしまったことがあります。
ご年配の利用者さんと大学を出たばかりの若い女性の支援者との関係です。若い支援
花粉が辛い…でも給料に影響が…
事業所の活動には外活動があります。たとえば、情報誌の配布やメール便等の戸建て配布です。これが利用者さんの給料になります。
しかし今、外は花粉の嵐、辛そうな人が何人もいます。
利用者さんの中にはマスクが苦手な方がいます。すぐにはずしてしまいます。でもそういう利用者さんにかぎって、室内プログラムよりも外での活動を好みます。限られた空間で他の人がガヤガヤしているのが苦手です。
また、利用者さんの中
乱れたタンスの中にも意味がある
昨日は、グループホームで生活されている利用者さんは月、数回の実家への帰省を楽しみにしていると書きました。
しかし、反対にご家族がグループホームに来ることに対しては、多くの利用者さんが嫌な顔をします。自分が、実家に帰るのは嬉しいけれど、親がグループホームに来るのは嫌ということです。
私の法人のグループホームで生活されている利用者さんは知的な障がいがあります。でも皆さん成人です。しかし親からすれば