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MacOSのクローンSSDについて

先に断っておくけど興味のない方には全く面白くなく意味も不明な記事です。Macのバックアップや起動ボリュームのクローンについて困ってる人には幾らか役に立つ情報かも知れません。

普段、自宅ではiMac ’27を使っている。音楽制作も印刷物のデータを作るのもネット見るのも全部iMacで、ずっとMojave(macOS10.14)という古いOSを使ってきたのだが、今年に入ってVentura(macOS13)にアップデートした。今までアップデートをしなかったのは古いイラレやレガシーなソフトがmacOS10.15以降では使えなかったのが理由であるが、サブの起動ボリュームにMojave(macOS10.14)のままバックアップして、その後メインをVentura(macOS13)にアップデートした。色々快適である。ちなみにサブのMacBook ProはMojave(macOS10.14)のままなので、印刷物などはこちらで製作している。

ところで自宅ではなく外部スタジオでレコーディングする際にMacBook Proを持っていくのだが、iMacをVenturaにアップデートしたので互換性を考えてMacBook Proもアップデートする必要がある。とはいえiMacは外付けSSDでVenturaを起動させているので、外出時はそのSSDを持って行ってMacBook Proを起動させればいい。確かにそうだ、実際そうしてきたし問題なく起動してくれるのだが、違うMacで起動させると音楽用のプラグインがオーサライズ(認証)切れになって再オーサライズが必要になる物が一部ある。これが地味に面倒だ。ならばMacBook Pro専用にメインをクローンさせたSSDを作ればいい。

「macOS Venturaを入れた外付けSSDで起動してる自宅のメインのiMacをバックアップして、そのSSDでサブのMacBookProを起動させる」こんな発想から始めたこの計画、実はなかなか上手くいかず1年くらい前から四苦八苦してきたのだが、ここへきてようやく上手くいってくれた。

単純にiMac側のバックアップクローンを作っただけではMacBook Proでは起動出来ず、色々試しながら何度もインストールと復元をやり直すハメになった。起動時にオプションボタン押しっぱなしで起動させて起動ディスクを選択するのだが、最初に作ったクローンは認識してくれなかった。フォーマットとOSの再インストールを何度かやり直しているとオプション起動時にクローンSSDが表示されたので、その時点では認識はしたようだ。しかしクローンを選択して起動させると起動せず、インターネット起動のマークに変わる(結果的に起動しない)何故だろう?iMacでは認識するし起動もするのに。原因が全く分からずしばらく放置していたのだが、ふと思い付いた方法を試してみると何と上手く起動してくれたのだ。
iMacでも起動するしMacBook Proでも起動する上にTouch IDも使える。これでメインのSSDを外部のレコーディングに持ち出さなくてもいい。

まず、MacBook Proに Venturaのインストーラをダウンロードし、APFSでフォーマットしたSSDにクリーンインストールする。
そのままインストーラの指示に従い古いMacから情報を転送する、
で一度復元させる。
復元が終わったらシステム終了し、メインのSSDで起動させているiMacに接続。
CarbonCopyClonerというソフトを使って上書きクローン(バックアップ)
つまりこの時点でMacBook Proから復元した古い情報の起動ボリュームとメインの新しい起動ボリュームのハイブリッドが出来上がる。
終わったらもう一度MacBook Proに繋ぎバックアップから起動。
起動すると初期設定画面になるので設定を済ませる(ここでTouch IDの設定も出来る)
めでたく起動、動作問題なし。

と、まあこんな使い方する人多くないと思うんでどこまでニーズのある情報か知らんけど丸1年くらい四苦八苦してようやく上手くいったのでここに記しておく。


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