Kozo Tribute Night @ BLUES ALLEY JAPAN
2022年4月13日水曜。
思い出深い目黒BLUES ALLEY JAPANさんに久しぶりに出演させていただきます。
BLUES ALLEY JAPANさんへの出演は回数にすると多いわけではありません。
思い出深い、と書いたのは、ここのステージで自分にとって記念碑的といえるライブを体験したからです。
初めて出演させていただいたのは2009年、
ピアニスト松本圭司さんの"Birthday LIVE"でした。
そして…しばらく間をおいて、2016年。
今となっては定着した感のある11月11日のベースの日のイベントでした。
2016年はリットーミュージックのベース専門誌ベース・マガジンでジャコ・パストリアスに関する連載をさせていただいたいた頃で、
櫻井哲夫さん、日野賢二さん、IKUOさん、という華やかな凄腕ラインナップの中で出演させていただきました。
今思えば、この連載やイベントへの出演もあり、この頃からジャコ・パストリアスの研究をしているフレットレスベース専業奏者として公に認知されてきた実感がありました。
このころは日本全国へツアーによく行っていたのもあり、各種会場でお声掛けいただいたり、レッスンのオファーなどが増え始めた頃でした。
そして2017年、2018年に出演させていただいたのがピアニスト佐山雅弘さんのニュートリオB'Ridgeのライブでした。
上記のように出演回数は数えるほどですが、節目節目の大事なライブがBLUES ALLEY JAPANさんで催されてきました。
そして今回のライブはギタリスト矢堀孝一さんとのトリオです。
矢堀さんといえばドラマー菅沼孝三さんとベーシスト水野正敏さんとのトリオ、FRAGILEのギタリストとしても有名でらっしゃいますが、今回のライブは先日亡くなられた菅沼孝三さんのトリビュートライブです。
私と菅沼さんの縁はやはり矢堀さんの店主を務めるお店、Virtuoso AKASAKAで何回か組んでいただいたトリオセッションからの台湾ツアー、そしてピアニスト田中宏子さんのライブにも参加させていただきましたが、長く深い縁とは言えないかもしれません。
が、菅沼さんはとても懐が深く、自分を多方面にプレゼンしてくださっていたようでした…。
2019年からの短い間の縁ではありましたが、
ライブのお誘いをいただいたり、そしてレコーディングのお声掛けもしてくださいました。(実現しませんでしたが…)
短い間でしたがタッグを組むことができて光栄でした。
菅沼さんのサウンドに不可欠なフレットレスベースの専業奏者冥利に尽きます。
菅沼さんのご自身のプロジェクトには永井敏己さん、水野正敏さんなど、フレットレスベースをメインに活動しているベーシストの姿がありました。
そして今回初めて共演させていただくのは菅沼さんの愛弟子、スタードラマーの一人と言っても過言ではないでしょう、川口千里さんです。
川口さんのご活躍はよく耳にしますが、初めてタッグを組ませていただきます。
先日リハーサルでご一緒しましたが、きっと川口さんの演奏を体験したらドラムを始めたくなる!というような圧倒的な素晴らしいドラミングでした。
菅沼さんの曲を中心に据えたセットリストを予定しています。
矢堀さんや菅沼さん、水野さんの想いの込められた変則変態的なアイデアを施された楽曲はテクニカルにコミカルであると同時に、意外にもシンプルにデザインされています。
ハイパー・ナード・フュージョン・ミュージック、とでもいいましょうか、
ストレートなフュージョンギタートリオでありながら、時代を超えた武骨さも感じる音楽です。
菅沼さんのトリビュートと銘打っていますが、菅沼さんの血の流れた新しいトリオの誕生を目の当たりにしに来てくださいませ!
Kozo Tribute Night @BLUES ALLEY JAPAN
4/13(水)
矢堀孝一(gt)
川口千里(ds)
織原良次(fretless bass)
▷詳細
▷公式告知コメント
孝三道場が産んだそのスキルを最もリスペクトし、スター・ドラマーとなった川口千里、コロナ直前の「台湾ツアー」で矢堀孝一・菅沼孝三と共に連戦、その後菅沼に「最強ベーシスト」と称され様々なセッションを共にした「フレットレス・ベーシスト」織原良次を擁し、矢堀孝一がこの日だけの「あのバンド」を孝三氏の楽曲中心に再現する超スペシャルなライブ!