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「展覧会 岡本太郎」に行ってきた〜多様な作品の中に好きを見つけた〜

タイトルの展覧会を観に、東京都美術館に行ってきました。

18歳で渡ったパリの青春時代から、戦後、前衛芸術運動をけん引した壮年期の作品群、民族学的視点から失われつつある土着的な風景を求めた足跡や、大衆に向けた芸術精神の発信の数々、さらにアトリエで人知れず描き進めた晩年の絵画群まで――。本展は、常に未知なるものに向かって果敢に挑み続けた岡本太郎の人生の全貌を紹介する、過去最大規模の回顧展です。

https://taro2022.jp

普段は西洋絵画ばかり観ているので、果たして楽しめるかな…という不安もありつつ行ってみました。

行ってみた率直な感想としては、とにかくいろいろなタイプの作品があり、好きと思える作品もたくさんあって、おもしろかったです。
絵画がメインですが、彫刻から壁掛け時計まで幅広くあり、よくわからん!と思う作品もあれば、これは!と思う作品もあり、誰もがそんなふうに楽しめる展覧会かなと思いました。

ほぼ全て写真撮影OKだったので、作品の前でポーズをとる人もいたり、小学生くらいのお子さんもちらほらいたりで、思い思いの感想を持って楽しまれてるんだなぁ、と思いがら見ていました。

以下、好きだった作品トップ3をご紹介。

1.「跳ぶ」(川崎市岡本太郎美術館)

シンプルに好き!と直感的に思った作品。1964年の東京オリンピックにあわせて描かれたそうですが、岡本太郎さんの絵の中では優しい色味と、躍動感がひと目で伝わってくる分かりやすさが好きです。当時どのくらい認知度があったのかわからないですが、そのままオリンピックのポスターになれそう、とか思いました。

 2. 「若い夢」(川崎市立岡本太郎美術館)

入館して最初に目にする作品ということもあり、いきなり強いインパクトを受けた感覚でした。哀愁のある顔とタイトルを見比べながら、明るい夢のようにも、儚い夢のようにも見える…などと考えながら長いこと観ていました。

3.「露店」(ソロモン・R・グッゲンハイム美術館)

展示作品の中では結構異彩を放ってるなぁと思った絵。俯いた女の子の哀愁が強くて、感情が流れ込んで来るような、あるいは引っ張られるような感じがしました。上下に描かれた明るい露店の描写と暗い女の子との対比も好きです。


全体的な感想としては、どれも作品タイトルが良いなぁと思いました。解説文の掲示は少な目でしたが、タイトルだけで想像力を刺激される、考えさせられるものが多かったです。
想像していたよりずっと多様な作品があって、岡本太郎さんに対して抱いていた漠然としたイメージがだいぶアップデートされました。
人柄にも興味が沸いたので、今度著作も読んでみたいと思います。

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