"お前は何のために生まれてきたのか" 吉田松陰

今回は僕が尊敬する人を1人紹介します。
その方は、吉田松陰先生です。

「吉田松蔭って安政の大獄の人でしょ。ヤバい人なんじゃね?」って思う人もいるかもしれません。僕も昔はそうでした。

しかし5,6年前に吉田松陰先生ゆかりの地である山口県の萩に観光に行った際に、松蔭先生の生き様を深く知るようになり、「なんてすごい人なんだ。。😲」と衝撃を覚えました。
そして、それから僕は「先生」と呼ぶようになりました。😅

まずどんなことをした人かを紹介すると、、

○1830年 (1歳)長州萩城下本村で生まれる。
○1838年 (9歳)藩校・明倫館の兵学師範に就任。
○1854年(24歳) ペリーが浦和に来航したとき、欧米に強い興味を持ち、小舟を盗んで黒船に忍び込んだ。これが原因で吉田松陰は牢屋に入れられてしまう。
○1857年(27歳) その後解放され実家で叔父の松下村塾の名前を引き継いだ塾を開く。門下生は明治時代に日本の首相となった伊藤博文や山県有朋、高杉晋作や久坂玄瑞など偉人を輩出した。
○ 1858年(28歳) 日米修好通商条約が締結。倒幕に向け動こうとし、再び野山獄へ入る。
○ 1859年(29歳)安政の大獄で目を付けられる。江戸に檻送され、伝馬町牢屋敷に投獄される。10月27日斬首刑となる。


松蔭先生の人生を振り返った時に、
まず9歳で明倫館の師範をやってるってどういうこと!?😅

という驚きから始まります。


そして、1854年日本は鎖国している時代です。日本の行く末を憂いていた松蔭先生は、外国文明を盗んでやろうとペリーが浦和に来航した際に黒船⛴に忍び込んで捕まってしまったそうです!

「えっ!?殺されますよ!?😲」

という驚きが再び訪れます。しかも24歳ですか。

周りから見ればなんてクレイジーなことをしているのかと思うような行動であったが、松蔭先生はこの時の気持ちをこう詩にして読んでいる。

「かくすれば かくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂」
(このようなことをすれば、こうなることはわかっていた。しかし、それでも私を行動に踏み切らせたのは、日本を想う心に他ならないのだ。)

そんな吉田松陰という青年に出会ったペリーは「日本にもこんな若者がいるのか」と感心したという。


そして1857年には松下村塾を開くようになります。その門下生には伊藤博文、山縣有朋、高杉晋作、久坂玄瑞など、、後に幕末や明治時代に活躍することになる多くの人物を育てました。

この松下村塾の何がすごいかって、、別に名門家の子たちを集めたわけではなく、

どんな身分の人も関係なく、普通の田舎の子たちを集めて塾をやっていたということです。

また、松蔭先生は1858年に牢屋に入れられてしまうため、松下村塾は閉鎖しました。
ということは、松下村塾の先生だった期間はおよそ1年間ほどだったと言われています。

そんな短い期間で国に大きな影響を及ぼす偉人たちを何人も育てたということがすごいと、松下村塾での教育が海外からも注目を集めているそうです!😲

では松陰先生は、たった1年ほどの間に、この片田舎の普通の若者たちに何を教えたのか。それは、

お前は何のために生まれてきたのか
お前の生まれてきた役割は何か

ということでした。

何のために生まれてきたのかを直接教えるというよりも、本人に気づかせるように教育していたそうです。

中には、「そんな、世の中に生まれてきた役割って言われても、私にはわかりません」という門下生も当然いるわけです。
そんな門下生に対して、松陰先生はこう言ったそうです。

「『至誠』を貫きなさい。『至誠』とは、普段やらなければいけないことを、真剣に、本気で、誠意をもってやることだ。そうしたら、いつか自分の役割が必ずわかる」


これを聞いて、マジかよ!?って思う人もいるかと思います。最初聞いた時の僕もそうでした。

でも、これマジなんですよ。😌
嘘だと思う人も騙されたと思ってやってみてください。


また、松蔭先生はこんな名言も残しています。

志を立ててもって万事の源となす
(何事も志がなければならない。志を立てることが全ての源となる)

松蔭先生は、松下村塾にて「そうか、私はこのために生まれてきたんだ!」という志を立てることを徹底して教育したと言います。
この志が土台にあって、門下生たちは偉人と言われるような人に成長していったんですね。☺️

最近の若者は夢や志がない人が多いように思います。

そして、
「夢がある人はいいよなー。やりたいことが見つからないんだよなー」
「夢があったら頑張れるんだけどね。なかなか夢が持てないから頑張れない。」
と言う人も多いかもしれません。


しかし吉田松陰先生の教えから考えてみると、

夢がないから頑張れないではなく、頑張らないから夢が見つからない。
やりたいことがないから頑張れないではなく、頑張らないからやりたいことが見つからない。

改めて、"至誠を貫く"とは?

普段やらなければならないことを、真剣に、本気で、誠意を持ってやること。

至誠を貫いていけば、いつか自分の役割(使命)が分かる。


お前は何のために生まれてきたのか
お前の生まれてきた役割は何か

この問いに対する答えが分かれば、人生がどれほど好転していくだろうか。どれほどやりがい、生きがいに満ちた人生になるだろうか。


僕も自分なりに「何のために生まれてきたのか。生まれてきた役割は何か。」を長年追求してきた結果、自分の役割を果たそうと今noteを書いています。

僕はnoteを書いているまさにこの瞬間が幸せです。😊

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