「#採用やめよう」に "私" が込めている思い
会社として世の中に賛否両論出てくるであろう問いかけをさせてもらった、そのプロジェクトメンバーとして、いち社員として私自身も乗せている思いをこのタイミングに書き示しておきます
「アルバイトでいいからランサーズで働かせてくれ」と中途のフォームにメッセージを出して5年半。変わらぬ思いは、社会のレールから少しでも外れて "正社員" として働けないと苦労している。
「足が悪くて調子悪いときは車椅子」「不登校になって定時制の高校卒の最終学歴」「耳が聞こえない」「事故で障害残った」「やりたい仕事は東京、住みたいのは北海道」
小さな頃から大学で就活を始めるまでの間で出会った人を思い返して、どれかひとつかけていると優秀な人でも相応の待遇ではない形で働いたり、妥協することに悩んだりしていた。いろいろと難しいこともわかる。できない理由を上げ始めればキリがないのだけれど、友達やその親など近しい人が困っているのはなんとかしたかった。
今回このプロジェクトのキャンペーンページを作るにあたってフリーランスのデザイナーさんと一緒に仕事をさせてもらって(もちろん全部遠隔でテキストベースで)まだまだ実現できる範囲は狭いかもしれないけれども、世の中一歩一歩進んでいる。進める一助になったと信じている。
ランサーズという会社が "普通の採用" をしていたら今の自分はいない。世の中がもっと早く変わっていたら、変えられていたら悩みもがいていた彼ら彼女らの人生も変わっていたかもしれない。今は変わってきているので伝えたい。そんな思いで今回の取り組みをさせてもらっている。
"正社員として採用" してもらうため頑張っているあなたへ、悪くない選択肢だと思う。ただそれはいくつか「当たり前」と思われている条件が前提の採用でそれが難しいなら正社員だけが選択肢じゃないよと伝えたい。
"正社員を採用" しようと頑張って企業の方へ、正社員という働き方の人が一定数いたほうが会社がうまく機能する可能性は高いと思う。ただすべてを採用で揃えるのはやめませんか。"正社員のレール" に乗らない優秀な人・あなたのやりたいことに共感して貢献してくれる人は本当にたくさんいると伝えたい。
ランサーズ株式会社として世の中に問いかけている「#採用やめよう」いち正社員の私はこんな思いを込めて取り組んでいます。