ノンフライは、やはり唐揚げではない
12月20日木曜日、晴れ
グリルでノンフライの唐揚げができると読んで試してみた。
酒・醤油、生姜ニンニクに漬け込んでおいて粉をはたき、そしてグリル(無水)で12分、──焼くだけ。
すごいね、鶏肉。皮目から出る油だけでこんがり、焼きあがった。
唐揚げとは違う。
だからといって焼き鳥とも違う。
なんとも不思議な食べ物ができあがった。
カリカリ、パリサク。
しっかーしっ!!
違う! 違ったんだよ!!
僕はっ! 唐揚げがっ!! 食べたかった!!! んだっ!!!!
* * *
おいしかった。
おいしかった──んだけれど、僕の唐揚げ熱は冷めないどころか却って焚きつけられることになってしまったっ!(明日のお昼にでも食べたらいいんじゃない? と妻に言われた)
* * *
三日間、研修で区内まで電車通勤していた妻は疲労困憊の様子。
そう。そうなんだよねえ。
たかだか片道1時間とはいえ、疲れるよねえ?
僕は20年近く、片道1時間半の通勤をしている。
疲れる。地味に、体力を奪うんだよね、通勤。
やっぱりこれは掛け違い、というか間違いがあるとおもう。不安なんだよな、この会社を辞めたら(今の)暮らしが続かなくなる、そうおもうから。不安によって支配されている。僕は。僕らは。